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グリーフケアについて

カテゴリー 終活

【涙ぬぐう女性】

「グリーフケア」という言葉を簡単に説明すると、悲しみを抱えている人に寄り添い、サポートしていくことを言います。

また、グリーフケアでは、そのような方が精神的に立ち直り、元の生活を送れるようにするための手助けを行っています。

日本では福知山線脱線事故をきっかけに一般的に知られるようになったと言われています。そんなグリーフケアについて、ここでは具体的にどのようなことをするのかや学ぶ方法など、グリーフケアに関することを詳しくご紹介していきます。

グリーフケアとは?

グリーフケアとは親や配偶者、親しい友人などを亡くした人たちが直面する情緒的不安定な状態を分かち合い、支えていくことを言います。
また、グリーフケアでは、そのような人たちが精神的に立ち直り、再び社会に適応できるような状態になるまで支援していきます。なお、グリーフケアのグリーフとは、英語で深い悲しみを意味しています。

グリーフケアの取り組みは、1960年代に米国で始まったあとに欧州に広がっていったと言われています。

日本では、2005年に起きた西日本旅客鉄道の福知山線脱線事故をきっかけに一般に知られるようになりました。その後、事故に遭われた遺族に対する継続的な精神的ケアの取り組みの一環としてグリーフケア研究所が兵庫県尼崎市にある聖トマス大学に2009年に設立されています。この研究所は日本初のグリーフケア専門の教育研究機関でもあります。

イギリスやアメリカでは、患者をみとった病院にその遺族が死後も定期的に通い、医師やグリーフケアを専門に行っているグリーフアドバイザーからアドバイスを受ける習慣があります。

もともと親族や近隣住民と密接な関わり合いがあった日本ではそのような人間関係や仏教を信仰することで悲嘆を癒やしてきましたが、核家族化や都市化が進んでいく中で、日常的な人とのつながりや宗教への信仰に代わる、悲しみに寄り添ってくれる存在や専門的なケアが必要とされてきました。
その中で、近親者を亡くした方の悲しみに寄り添い、その方の社会復帰をサポートすることを目的に発展してきたのがグリーフケアなのです。

グリーフケアの考え方

グリーフケアを行う上では、まず、相手の気持ちになって一緒に悲しみを受け止めることが大切であると考えられています。

突然身近な人を亡くした場合は死に対する心構えができていなかったり、関係の深い人を亡くした場合はその悲しみが一層深くなります。このような悲しみを乗り越えるために必要であるとされるプロセスを「グリーフワーク」といい、グリーフケアを行うにあたっては、このグリーフワークのプロセスやその過程で現れる症状を自然なものであると捉えることが必要とされています。

グリーフケアを行う上では、いくつか気を付けなくてはいけないこともあります。
まずは、不用意な励ましや勇気づけをしないようにすることです。「頑張れ」や「落ち込まないで」などといった励ましは悲しみを抱えている人の感情を抑えてしまうことに繋がる可能性があります。
また、「気持ちが分かります」というような言葉もかけるべきではないとされています。悲しみに寄り添うような発言や相手を気遣う言葉をかけることを心がけなくてはいけません。
また、アルコールや精神安定剤に依存させてしまうことも良くありません。アルコールや精神安定剤で高ぶっている気持ちを抑えることは可能ですが、グリーフケアの本来行うべき方針とは異なってしまいます。また、これらを多用することは身体や精神にも悪影響を及ぼす可能性があるので、依存させないように気を付ける必要もあります。

グリーフケアを行う上での注意点

グリーフケアの仕事

グリーフケアは、グリーフワークのプロセスやその過程で現れるさまざまな症状を自然なものとして受け止めつつ、相手の気持ちになってその悲しみを一緒に受け止めることが仕事となります。

具体的には、相手の悲しみを肯定することから始まります。
悲しみを表現することが苦手な人や、特に男性の場合は体面を気にすることから感情を抑えがちになる傾向がありますが、悲しみの感情は正しいものであるという認識を示し、相手の気持ちを認めます。

相手が悲しみの感情を表現するようになったあとは、故人に対しての想いや故人がどのような人であったのかを話してもらうことで悲嘆を表現するお手伝いをします。
ここで、相手の悲しみや苦しみを受け取りつつ、その気持ちを理解するように努めることが必要になります。

このほかにも、葬儀やお別れ会をきちんと行うことで悲しみを乗り越えるお手伝いをしたり、専門知識を持った相談員がいる専門機関を利用することもあります。また、死別経験者が互いに助けあうことを目的とした自助グループへの参加を促したりもします。

親や配偶者、友人など、自分の身近な人を亡くすことは大きな悲しみの感情を伴いますが、このような悲しみを抑え込むのではなく、正しい感情であることを伝え、自分の気持ちに正直になって死と向き合ってもらうこと、そして向き合う中で変化する心身の変化過程をサポートし、死を乗り越え、他人や社会と積極的に関わっていくことができる状態まで支えることがグリーフケアの具体的な仕事です。

グリーフワークとは?

親や配偶者、親しい友人を亡くした時に感じる落胆や絶望感などの悲しみは、ショック期、喪失期、閉じこもり期、再生期という4つの過程を経て徐々に回復していくことが多いと考えられています。
このような悲しみから立ち直るために必要となる回復過程のこと「グリーフワーク」といいます。

ショック期、喪失期、閉じこもり期、再生期という過程をたどることは、精神状態の正しい心理反応であるとされていますが、これらの一連の流れが何らかの事情により、抑圧されてしまうと身体的、もしくは精神的な疾患を伴ってしまう病的悲嘆という状態になり、長期化してしまう恐れがあります。

グリーフワークの手順

ググリーフワークは、心理学的手法も取り入れながら、自分にとって大切な人を亡くした悲しみを外部に表現し、悲しみや喪失感を徐々に受け入れていくために行う取り組みのことを指しています。

自分自身が感じている悲しみの感情を言葉にして表現したり、同じような気持ちを抱えている方たちが集まり、お互いに助けあうことを目的とした自助グループにおいてそれぞれが自分の気持ちや体験を話すことで回復へのプロセスをたどっていくという方法もあります。

グリーフワークのプロセス

まず、大切な人や身近な人が亡くなってしまったというショックが大きく、茫然としてしまう状態になります。

また、現実感を喪失した無感覚の状態となり、故人の話を避けたり、仕事などの何かに専念するようになります。

次の段階では、故人の死を理解するものの、充分に受け止めることができず感情が不安定になり、泣いたり怒ったりという感情の起伏が激しくなります。

その後、死を受け入れるようになると、生きていくことに価値を見いだせず、無気力な状態となり、うつ状態や食欲不振、判断力が低下する症状が出てきます。

これらの状態を経ると、故人の死を乗り越え、他人や社会に対して積極的になり、いきいきと生活できるように変わります。

グリーフワークの反応

故人の死に直面し、積極的に社会と関わっていくようになるまでのグリーフワークの過程では、精神的な反応、身体的な反応、日常生活や行動の変化が現れます。

  • 精神的な反応

故人に対しての「思慕」の情を核にして恐怖に近い不安や無力感、罪悪感ややるせなさなどを覚えたり、感情が麻痺していきます。

  • 身体的な反応

睡眠障害、血圧の上昇、疲労感を感じるようになったり、自律神経失調症や免疫機能の低下をもたらします。

 

  • 日常生活や行動の変化

死別をきっかけとしたうつ症状が出たり、故人のゆかりのものや所有物を一時は回避したい感情になるものの、時間が経つと愛おしく思えたりと行動にも変化が生まれるようになります。

これらのようなグリーフワークによる反応は混在して起こったり、数年後に再発することもあるようです。このようなグリーフワークの反応は死という悲しみに直面し、社会復帰をする過程で通る道としては当たり前のものです。
これらの反応を当然と捉え、悲しみを一緒に受け止めてくれる人の存在や自分で悲しみを整理していくことが死の喪失感を癒やす上では重要になります。

グリーフケアを学ぶ方法

女性

グリーフケアを学ぶためにはさまざまな方法がありますが、ここでは2種類の方法についてご紹介していきます。

専門の機関で研修を受ける

グリーフケアを学ぶ方法の1つ目には専門の機関で講習を受けるということがあります。
グリーフケアに関して公開講座が開かれていることもあり、例えば上智大学では全10回の講座としてグリーフケアに関して誰でも学ぶことのできる機会が用意されています。
ほかにも、看護や介護に携わる看護師や介護職、保健師などを対象にしたグリーフケア研修もあるので、自分に合ったところで講習を受けるのも良いでしょう。

グリーフケアのおすすめ本で学ぶ

研修を受ける以外にはグリーフケアについて記述されている本で学ぶという方法もあります。
一般社団法人日本グリーフケア協会が予習や復習のために推薦している図書には「家族を支え続けたい!ナースが寄り添う グリーフケア」という一般の方でも分かりやすい内容で書かれている本やその本に加筆された「はじめて学ぶグリーフケア」という本、「愛する人を亡くした方へのケア グリーフケアの実践」などがあります。
これらのグリーフケアに関する本を読むことでグリーフケアについて知ることができるでしょう。

グリーフケアに関する資格

グリーフケアに関して本格的に学ぼうと考えている方には、「グリーフケア・アドバイザー」という資格もあります。
グリーフケア・アドバイザーは、一般社団法人日本グリーフケア協会が認定している資格です。

グリーフケア・アドバイザーの資格を取る方には、座学によって正常や非正常な悲嘆の知識について学び、グループワークをするなかで実践的なケアの方法を身につけることが求められます。

グリーフケア・アドバイザーの資格には初級から上級まであり、それぞれの級に応じたグリーフケアの方法を学ぶことができます。
初級では座学を中心にグリーフケアの基本や悲嘆のプロセスについてを学びます。
中級では、ケアの実践方法などの講義やグループワークを通してグリーフケアについての理解を深めます。
そして上級ではグリーフケアのワークショップやケア講座の開催をおこないたい方のための講義があり、より深くグリーフケアについて学びたい人向けの講座となっています。なお、中級と上級を受講された方にはIDカードが発行されます。

グリーフケア・アドバイザーには、グリーフに悩む人たちの支えになってあげたいと心から思う方や、グリーフワークのプロセスを当然のこととして受け止め、相手の悲しみを一緒に受け入れることができる方、宗教や宗派に関係なく必要な時には一丸となって活動することができる方が必要とされています。

まとめ

グリーフケアとは、死に直面した際に喪失感や情緒的不安定な状態に陥った人たちのケアを行い、社会に適応できるまでをサポートすることをいいます。また、人の死に直面した人々はグリーフワークによって徐々に回復していくのです。

グリーフケアを行うためには、グリーフケアにあたる人たちが相手の悲しみに寄り添い、グリーフワークの過程で出現する症状を当然のものとして扱う必要があります。

都市化や核家族化が進んでいく中で親戚や近隣住民との関わり合いも薄れてきた社会では、悲しみから上手く立ち直ることのできない人も多くいるでしょう。
グリーフワークによる身体的、精神的反応は数年後に再発する可能性もあります。このような中では、グリーフケアを行うことのできる人材が必要となります。

グリーフケアについて少し学んでみたいという方は、専門機関で行われている研修を受講してみたり、本を読むことで知識を得ることが可能です。
また、グリーフケアを本格的に行ったり、日本でグリーフケアの活動を広める立場に立ちたいという方はきちんとした講習を受け、アドバイザーとしての資格を取得することもできます。

人は生きている限り、誰かの死に直面してしまうことは避けられませんが、その悲しみと向き合い、徐々に回復していくようになっています。このサイクルの中で、感情を表に出すことができず、より深刻な状態のまま長期間過ごしてしまう人もいますが、そのような人を減らしていくためにも、グリーフケアに携わる人々の存在は重要なものであると言えるでしょう。

グリーフケアに関して、具体的にどのようなことをするのかや資格に関してさらに詳しく知りたい方はぜひ調べてみて下さい。

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この記事はよりそうのお葬式(旧シンプルなお葬式)が書いています
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