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戒名の付け方・構成(成り立ち)

カテゴリー 法事・法要

白木位牌

戒名は仏の世界における故人の名前のことを指しており、人が亡くなると与えられる名前とされています。なお、この戒名は戒名料を納め、お坊さんからつけてもらうのが一般的です。
戒名料は数十万円にもなることがあるので、せっかくならば、あらかじめ戒名の重要性について知っておくのも良いでしょう。
ここでは、戒名の構成や成り立ちなどについてご説明したあと、各宗派の戒名の付け方について説明していくこととします。戒名について詳しく学んでいきましょう。

戒名の構成(成り立ち)について知る

戒名の成り立ちについてご説明する前に、まずは戒名の歴史について見ていきましょう。

戒名の歴史

仏教が発生したインドでは世俗を捨て仏門に出家を行った人は、元の姓ではなく、釈尊の弟子や求道者という意味を表している「釈子沙門」という名を名乗っていたとされています。
また、シルクロードの開通により、仏教がインドから中国に伝えられるようになると、中国で信仰されていた道教や儒教と融合しつつ、中国仏教が誕生したのです。

中国仏教においては、出家をした人は出家に伴って付けられた戒名を使用するようになりました。その後、中国仏教は朝鮮半島や高句麗、新羅などに伝わっていき、日本にも百済を介して中国仏教の教えが伝えられたのです。

もともと戒名とは、死者の名前として付けられるものではなく、出家した僧や仏教に帰依した人に与えられる名前のことを指していました。その後、時は流れ、江戸時代以降には死後に戒名を付けることが一般化していきます。
また、江戸時代に檀家制度という制度が確立されると、人々はどこかの寺院に属する必要がありました。

1735年頃に出された「宗門檀那請合之掟」という掟の中には、「檀那寺の僧侶は死者に対して戒名を与えなくてはいけない」ということが書かれています。このような歴史的な流れがあり、人が亡くなった時にはお坊さんから戒名を付けてもらうという流れが一般的になっていったのです。

仏の世界での故人の名前とされる戒名ですが、この戒名を付けてもらうことで、仏の世界に入ることを許され、また、仏教の戒律を守る証とも言われています。
仏教には様々な宗派があり、ほとんでの宗派では亡くなった人につける名前を「戒名」と言いますが、浄土真宗では「法名」日蓮宗では「法号」という言い方をしています。

また、戒名を自分で考えたいという方もいるでしょう。本来は仏道に精通しているお坊さんから付けてもらうのが一般的である上、場合によっては予期せぬトラブルを引き起こす可能性もあるため、万が一、戒名を自分でつけたいという方はお坊さんに相談してみて下さい。

戒名の構成

では、戒名はどのように構成してつけられているのか、成り立ちについてご説明していきます。

戒名は、上から「院殿号・院号」「道号」「戒名」「位号」といった順番で漢字のみの列挙で構成されており、これらをまとめたものをいいます。

戒名の文字数は、2文字、3文字、4文字、6文字などがあり、各宗派によって決まりが異なっています。

また、宗派や宗門によっては特定の文字を使用することもあります。
例えば、浄土宗においては、浄土宗における最上の戒名として「誉」という1文字を加えることがある他、浄土宗西山派は「空」、浄土宗時宗派は「阿」という文字を用いるなどがあります。その他にも、日蓮宗では「日」または「妙」、浄土真宗においては、戒名の中に男性は「釈」、女性は「釈尼」という文字を用いるという決まりとなっています。

戒名はもともとは、2文字で統一されていましたが、位牌や墓石に刻まれるようになってから、戒名の他に、院号・道号・位号を繋げることで、10~15文字ほどの長さになっているものが一般的となっています。
それでは、ここからは戒名として構成されている「院殿号・院号」「道号」「戒名」「位号」について、それぞれどのようなものなのかをご説明していきます。

院号 

 院号というのは、戒名の冒頭に付けられている漢字のことをいいます。
院号は、後白河法皇であれば「蓮華王院」、嵯峨天皇であれば「令泉院」といったように、天皇が皇位継承としての譲位を行った後に住んだ御所を「○○院」と呼んだことに始まるものです。
この院号は寺院や社会などに対して大きな貢献を行ったとみなされた故人に贈られる称号で、戒名の中で最も高い位とされています。

故人に戒名が付けられるようになった当初は天皇に使用されていたものですが、やがて公家や武士の間でも使用されるようになり、明治以降になると政治家や大富豪にも用いられるようになりました。
寺院に対する貢献が高い人以外にも、信仰心の厚い人や多額の寄付をおこなった人にも贈られるようになっています。

道号 

道号は院号の下に付けられています。
禅宗の僧侶が人里離れた場所に篭って座禅を修した場所や堂の名に由来しており、仏教の道を極めた人に贈られる名前となっています。
道号には、俳諧や華道などにおける呼び名である雅号や家名、故人の趣味や性格など、縁のある文字を戒名と組み合わせて使用されるようになりました。
道号の一字は「白雲」の雲、「岳善」の岳、「秋月」の月などのように実字を用いることが決まりとなっています。
また、未成年者や幼児、水子には道号は使用せず、位号として童子や童女、幼子、嬰児などとつける決まりがあります。
なお、道号をつけることで、戒名に格式の高さや個性がプラスされるということができるでしょう。

戒名

戒名は道号の下につけられる文字のことです。本来はこの部分のみを「戒名」といいます。
仏の世界に行くことができる証として与えられる名前であり、葬儀を行う際に住職から故人に授けられることが多くなっていますが、本来は、仏の教えを守るということを誓った人に授けられるものであります。
生前に授かることも可能で、その際につけられる戒名のことを「逆修戒名」や「生前戒名」といいます。
この戒名には、「通字」と言われる、先祖代々伝えられた漢字や、尊敬する人からもらった漢字を用いることもできます。

位号 

位号は、戒名の最後に付けられる2文字の漢字のことを指しています。
年齢や性別だけでなく、信仰心の篤さやお寺、社会に対する貢献度などによって使い分けられています。
例えば、1歳までの乳幼児・水子に用いられる「嬰子・嬰女」、2、3歳から小学校に上がる前までの男女に用いられる「幼子・幼女」をはじめとして、仏教徒である成人以上の男女には「信士・信女」、成人以上の男女で、人格・徳に優れており、信仰心が篤く、寺院・社会に貢献する人には「居士・大姉」といった位号が付けられるという決まりがあります。

宗派別の戒名の付け方

【祭壇前に僧侶】

一言で仏教と言っても、様々な宗派が存在しています。また、戒名の付け方も宗派によって異なっているのです。
ここからは、宗派ごとの戒名の決め方や付け方についてご説明していきます。

天台宗

天台宗で用いられる戒名には、2字、4字、6字などがあります。一般的には○○○○信士や○○○○信女といったように4字名となっていることが多いのが特徴です。
戒名の構成は、院号・道号・戒名・位号の順につけられています。
戒名の頭に梵字を入れることもあります。梵字を入れて作る場合は、大日如来を表す「ア」という文字や阿弥陀如来を表す「キリーク」という文字、小児の場合には地蔵菩薩を意味する「カ」字を入れるようです。

なお、天台宗は「法華経」を中心においた教えをおこなっています。法華経は釈迦の多くの経文の中でも最高の経と位置付けられているものでもあります。そのような法華経を中心に仏の教えを伝え、「人は誰でも仏になれる種子があり、縁にふれて努力すれば成仏できる」と教示する宗派です。

曹洞宗

曹洞宗は、日常生活の中で潜在する仏心に目覚め、明るい社会作りに努力することを教えとしています。道元禅師が宗祖である仏教の宗派です。
戒名は院号・道号・戒名・位号の順で構成されていますが、多くは「道号・戒名・位号」となっているようです。
また、これらは2字名が原則となっています。

曹洞宗では、釈尊の説いた戒の基本が「十六カ条の戒法」として伝えられており、この戒法を受けることによって諸仏の仲間入りができるとされています。曹洞宗を信仰している方たちは、在家得度式や授戒会に参加し、生前に戒名を授かることで気持ちを新たにして正しい信仰生活を送ることが良いともされています。

臨済宗

臨済宗の戒名も2字、4字、6字などがありますが、一般的には○○院○○○○居士や○○院○○○○大姉のような4文字でつけられているようです。
また、臨済宗において使用されている尊称には「院・院殿」の他に「軒・庵・斎」などがあり、これらの尊称は院や院殿に準ずる尊称として贈られています。

臨済宗では、日常の一挙一動が道の働きであり、「平常心これ道」と説かれています。道は理想を求めるのではなく、日常の中に存在しているものであるという教えをしています。栄西禅師によってひらかれた宗派です。

浄土宗

浄土宗は称名念仏を全ての修行に優先するという教義がある宗派です。

浄土宗の戒名は「院号」「誉号」「戒名」「位号」から成り立っています。「誉号」は僧侶に限らず、五重相伝を受けた檀信徒に授与されたものでしたが、そののち、五重相伝を受けていない人でも授けてもらえるようになりました。
また、浄土宗の西山派では授戒を受けた人に「空号」が与えられ、更には「道号」がつけられるようになり、名越派では「良号」が与えられるようになっています。
また、浄土宗でも、戒名の上に梵字を刻むことがあります。用いられる梵字に関しては天台宗と同様です。

浄土真宗大谷派

浄土真宗大谷派は弥陀の積善が廻向されて、それに乗って衆生が浄土に往生できるとする、絶対他力の教えをおこなっています。念仏を唱えることで阿弥陀如来の本願を信じる宗派です。

浄土真宗大谷派で用いられる戒名は、「院号」、1字か2字の「釋号」、「名号」「位号」の順につけられています。

浄土真宗本願寺派

浄土真宗本願寺派は、浄土真宗大谷派と同じく、阿弥陀如来の本願を信じて念仏をひたすら唱えることを良しとしており、弥陀の廻向をうけて浄土往生すると教える、純粋他力の教えを行っています。

戒名の構成は浄土真宗大谷派と同様に「院号」、1字か2字の「釋号」、「名号」「位号」の順となっています。

浄土真宗における法名についてはこちらもご参照ください

日蓮宗

日蓮宗では戒名と言わず、「法号」といっています。法号は日蓮上人の教えに導かれ、法華経信仰に入った者にその証として授与されるもので、「院号」「阿号」「法号」「日号」「位号」もしくは、「院号」「法号」「妙号」「位号」から構成されています。
日号や妙号として贈られる字のうち、1字は日蓮上人の法を受け継ぐ意味をもって「日」、もしくは「妙」を与えられます。そのため、全体の法名は○○院法○日(妙)○居士(大姉)のようになります。

日蓮正宗

日蓮正宗は、身延山久遠寺を本山とする日蓮宗と異なり、富士大石寺を本山としています。 「南無妙法蓮華経」という題目を唱えることで社会が浄土になるという教えがあります。

日蓮正宗の法名は「院号」「日号」「法号」「位号」もしくは、「院号」「妙号」「法号」「位号」という順で構成されています。

無宗教

どの宗教にも属していないという方の戒名はどのようになるのかというと、お坊さんから贈られる戒名ではなく、自身の名前を使うこともあるようです。
お葬式は仏式にしたけれど、その後の法要などは行わないという方で位牌を作る場合には戒名は使わなくても問題ありません。
名前だけつけるか、もしくは、位牌であるという意味を込めて名前の下に「霊位」とつけることもあるようです。

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まとめ

戒名にはそれぞれ位があり、付ける順番が異なったり、自分の身分や年齢などによって使用される漢字の文字が変わってきたりします。
また、同じ仏教でも宗派によって教義が異なっているように、戒名の付け方も様々あります。どこかの宗派を信仰している場合はその宗派の決まりに従って、また、どこの宗派も信仰していないという場合には名前を位牌につけるようにしましょう。
無宗教の方でも位牌を作る方が多くなっています。故人に手を合わせたり、想いを馳せたりするものとして使われていますが、戒名でも名前でも位牌の役目は同じです。それぞれに合った方法で戒名について検討しましょう。

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この記事はよりそうのお葬式(旧シンプルなお葬式)が書いています
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