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通夜・葬儀の髪型マナー(男性向け・女性向け)

通夜・葬儀の髪型マナー(男性向け・女性向け)
  • 2023年05月17日

葬儀や通夜に参列する際、髪型や服装、メイクなどのマナーを守ることは故人への敬意を示す大切な要素です。特に、急な訃報を受けて慌てて準備しなれければならない時もありますが、どのような髪型や服装が適切かを事前に知っておくことで、迅速かつ適切に対応することができます。

本記事では、女性向けと男性向けの髪型やメイク、服装に関するマナーを解説し、急な訃報に対応するためのポイントを紹介します。これらのポイントを押さえて、故人に敬意を示す適切な姿で通夜や葬儀に参列しましょう。

女性向け:通夜・葬儀の髪型マナー

通夜や葬儀では、故人への敬意を示す髪型にすることが大切です。ポイントは、シンプルで清潔感のある髪型を心がけることです。具体的なポイントを3つにまとめました。

シンプルなまとめ髪が基本

通夜・葬儀に参列する際は、シンプルなまとめ髪が基本です。例えば、ローポニーやシニヨン、簡単なアップヘアなど、顔周りの髪を整えて後ろでまとめるスタイルが望ましいです。また、通夜と葬儀の間で髪型を変える必要はありません。シンプルで清楚な髪型を維持することが大切です。

耳より上は慶事、下は弔事

冠婚葬祭では「耳より上は慶事、下は弔事」と言われており、高い位置で髪の毛をまとめると慶事向けのヘアスタイルになってしまうので注意が必要です。ロングヘアーの場合、耳よりも低い位置、うなじのあたりの高さで、髪の毛を一つにまとめましょう。

前髪はどうすれば良い?

前髪が顔にかからないようにするのが基本です。特に焼香で前傾姿勢になったり、かがみこんだりした際に前髪が落ちないよう、ヘアピンなどを用いてきっちりまとめます。

和装の場合

和装の場合も、髪型に関する考え方は変わりません。ロングヘアーの人はアップにして小さくまとめます。

セミロングなら、耳が出るよう黒いピンでとめ、髪の毛で顔を隠れないようにします。ショートの人はそのままでも大丈夫です。

ヘアアクセサリーは控えめに

うしろで髪をまとめようとしても、どうしても髪の毛が足らずにうまくまとめられないこともあるでしょう。そんな時は、ヘアアクセサリーを使用して対応します。

ただし、葬儀では人の目を引くものは身に着けるべきではありません。死者を悼み、遺族を慰めるための儀式ですから、アクセサリーでは個性を出さず、控えめにする配慮が求められます。

ゴミ、ヘアピン、パレッタ、シュシュ、ローポニー、シニヨンなど、ヘアアクセサリーを身に着けること自体はマナー違反ではありませんが、黒一色に統一するのが基本です。

もしも髪をまとめる必要がないのであれば、ヘアアクセサリーは避けておきましょう。


女性向け:髪型の注意点

葬儀の参列では、シンプルで控えめな髪型にすべきことは分かりましたが、ここからは、さらに詳しく髪型の注意点を挙げてみましょう。

香りの強い整髪剤に注意

控えめにすべきは、見た目だけでなく香りについても同じです。整髪剤や整髪スプレーを使う場合は、無香料のものを使用しましょう。参列者によっては、きつい香りに違和感を抱く人もいるかもしれません。

三つ編みや編み込みはNG

髪をまとめる時に、三つ編みや編み込みはどうでしょうか。見た目として、決して派手ではありませんが、わざわざ編み込みをすること自体が自らを着飾っているという風に受け取られかねません。髪をまとめる際は、編み込みをせずにシンプルにまとめましょう。

無造作な遊びは極力避ける

女性の中には、常日頃から髪の毛の中で遊びを持たせている方も少なくありません。特に若い女性に人気なゆるふわパーマなどの華やかな髪型は、葬儀という場には相応しくないので、極力避けましょう。

ファッション用のウィッグを使わない

ウィッグを着用する場合も、基本は黒髪のシンプルなものです。最近ではおしゃれアイテムとしてファッション用のウィッグが人気ですが、葬儀にふさわしい色や長さのものを避けます。

髪の色について

髪の毛も黒色が理想です。しかし、日常的にカラーリングしている人も最近では少なくないため、ダークブラウン程度であれば特に問題ないでしょう。

もしも華美な色にしているのであれば、参列の日に限定して黒く染め変える、シャンプーで落とせるタイプのヘアカラースプレーを使用する、ウィッグを装着するなどの方法があります。

女性向け:急な訃報への対応

急な訃報に対して、もしも葬儀にふさわしくない髪型の場合、可能な限りの対処が必要です。ここでは、自宅でできる髪型の整え方や和服を着用する際の髪型のポイント、美容院や着付けサービスの利用について解説します。

自宅でできる髪型の整え方

自宅ですぐできる髪型の整え方として、ヘアアクセサリー、ストレートアイロン、カラースプレーが挙げられます。

長い髪をまとめる際はヘアーアクセサリーを用います。もしも髪の毛がうねっている場合は、ストレートアイロンで矯正すると、より整った印象になります。

髪の毛の色は、ダークブラウンくらいまでであれば問題ないとされていますが、どうしても気になるようであれば、ヘアカラースプレーで黒色に染めましょう。

和服の着用時の髪型ポイント

和装で参列するのであれば髪の毛は耳の下でアップにします。うなじまで後毛が出ないようにまとめると、葬儀にふさわしく、かつきれいな髪型になります。

美容院の利用

急な訃報で時間がない、どうしても自分の手では上手く対応できない。

こうした場合は、美容院を利用すれば、適切な髪型に整えてもらえます。美容院では、髪色の染めなおしも可能です。また、着付けサービスを利用すれば、和装の着付けをプロに任せられます。

美容院や着付けサービスを利用する際は、事前に通夜や葬儀への参列を控えていることを伝え、早めに予約しましょう。

女性向け:メイクと服装マナー

髪型と合わせて考えておきたいのが、メイクや服装マナーです。ここでは、葬儀の参列にふさわしいナチュラルメイクの手順や、女性の服装マナーについて解説します。

葬儀ではナチュラルメイクが望ましい

通夜や葬儀に参列する際は、ナチュラルメイクが好ましいでしょう。以下に、ナチュラルメイクの手順を示します。

▶ベースメイク
薄付きのファンデーションで肌を整え、自然な仕上がりを目指しましょう。コンシーラーは必要最低限の範囲で使用し、厚塗りは避けます。

▶アイメイク
アイシャドウはブラウン系の地味な色を選び、目元を控えめに仕上げます。アイライナーも薄く引き、マスカラはブラウンやブラックを使用してまつげを自然に仕上げます。

▶チーク
ピンクやオレンジ系の淡いナチュラルな色味を選び、薄くふんわりと頬にのせます。

▶リップ
濃い色のリップは避け、ピンクやベージュ系のナチュラルな色を選びましょう。グロスは光沢が強いものは避けます。

以上の手順で、ナチュラルで清楚な印象のメイクを目指しましょう。

和装・洋装の服装マナー

次に、女性が着用すべき喪服について解説します。

▶和装の場合
和装は、基本的に喪主やごく近い遺族しか着用しません。羽二重(はぶたえ)や縮緬(ちりめん)など光沢のない生地の黒無地に、5つの紋を染め抜いた着物が一般的です。足元は白の足袋と黒の草履で揃えましょう。

▶洋装の場合
最近の葬儀では、親族も参列者もほとんどが洋装の喪服、いわゆる準喪服を着用します。準喪服には、ワンピースやスカートスーツ、パンツスーツなどがありますが、もっともよいのはワンピースとジャケットを組み合わせたアンサンブルです。シルエットも美しく、夏の暑い季節などは上のジャケットを脱ぐこともできます。足元は、黒のストッキングと黒のパンプスでまとめます。

▶その他の小物・アクセサリー
鞄などの小物も黒で統一するのが望ましいでしょう。また、アクセサリーはシンプルな結婚指輪であればよいとされています。

また、葬儀のアクセサリーとして許容されている真珠も、必要性を感じないのであればわざわざ身に付けなくても構いません。


男性向け:通夜・葬儀の髪型マナー

ここまで、女性における髪型や服装マナーについて言及してきました。ここからは男性向けの髪型マナーについて解説いたします。

清潔感のあるヘアスタイルが基本

通夜や葬儀に参列する際は、清潔感のある短髪が望ましいです。普段から髪を長めに伸ばしている方は、髪の毛がばらつかないよう、事前に整えておきましょう。以下のポイントを押さえます。

▶整髪剤を用いて清潔感のある髪型に整える
ヘアワックスやジェルやスプレーなどを用いて、清潔感のある髪型にしましょう。髪の毛が長い人は、七三分けなどにしてもよいでしょう。

▶目や耳がしっかり見えるようにする
前髪が眉にかかっていると不潔な印象を与えるため、眉にかからない長さにカットしましょう。また、耳周りの髪が長くなると不潔に見えることがあるため、適度な長さに整えます。

▶髪のボリュームを抑える
髪のボリュームが多いと、場にそぐわない印象を与えることがあるので、適度に抑えます。必要に応じてヘアスプレーやヘアワックスを使用してオールバックにするなどして対応しますが、整髪剤を多く使いすぎると逆に見た目の清潔感が損なわれます。バランスを見ながら髪を整えましょう。

地味な髪色で落ち着いた印象を

通夜や葬儀に参列する際は、髪色やパーマにも注意が必要です。以下の注意点を守りましょう。

▶髪色は地味なものに
派手な髪色は避け、自然な黒髪が理想ですが、ダークブラウンも許容の範囲内です。時間に余裕があれば事前に染め直すことを検討しましょう。

▶パーマは控えめに
パーマは控えめなものに留め、過度なパーマスタイルは避けます。必要であれば、ストレートに戻すことを検討してください。

▶顔周りの髪の毛や髭は整える
顔周りの髪の毛が乱れていると不潔な印象を与えることがあるため、整えるようにしましょう。また、髭を伸ばしている人は、カットして整えるか、剃るなどして清潔感を意識しましょう。


男性向け:服装マナー

服装と合わせて、男性の服装マナーについても押さえておきましょう。男性の喪服の基本は「準喪服」です。いわゆる礼服用のブラックスーツのことです。

▶礼服用の無地のブラックスーツ
ビジネスシーンなどで着用されるブラックスーツとは黒の深みが違いますので、専門店などに出向き「葬儀で着用する礼服が欲しい」と伝えましょう。

▶白のワイシャツに黒いネクタイ
清潔感のある白いシャツを選び、襟元を整えます。これに黒いネクタイを組み合わせます。

▶黒の革靴と黒の靴下
足元も黒で統一します。靴は黒の革靴で、最も望ましいのはストレートチップと呼ばれる形のものです。

▶アクセサリーは最小限に
腕時計や指輪などのアクセサリーは最小限にし、人目を引くものは避けます。また、かばんも黒が望ましいです。

まとめ

通夜や葬儀に参列する際は、故人への敬意を示すために、髪型やメイク、服装に関するマナーを守ることが重要です。

特にヘアスタイリングやメイクにこだわりのある女性は、葬儀の時にはシンプルなまとめ髪やナチュラルメイク、地味な色合いの服装を意識して、急な訃報への対応に備えておきましょう。

また、男女ともに万が一の時にあわてることのないよう、喪服を一着準備しておき、その他髪型をまとめるためのアイテムを持っておくと安心です。

髪のまとめ方に注意点はありますか?
長い髪の毛は耳よりも低い位置(うなじの高さ)で、後ろで一つにまとめましょう。若い女性は、耳より高い位置のポニーテールにしている人が多いですが、「耳より上は慶事、下は弔事」と言われ、高い位置でまとめるとお祝いの席向けのヘアスタイルになってしまいますので注意しましょう。
ヘアアクセサリーを着用しても問題ありませんか?
ヘアアクセサリーをつける場合は黒一色で華美・派手に見えないことが最低条件ですので、黒いゴムやヘアピンを利用しましょう。
茶髪で葬儀に参加することはマナー違反ですか?
髪の毛を茶色に染めたままで参列するのはあまりマナーがよくありませんので、美容院へ行くか、ヘアスプレーなどを使用して、一時的にでも黒色に戻したほうが良いとされています。しかし現代では髪を染めてる方が多くいますので、ダークブラウン程度の茶髪でしたらそのままでも大丈夫でしょう。

通夜・葬儀の髪型マナーに関するよくある質問

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