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火葬の流れと手続き・火葬中の過ごし方

カテゴリー 葬儀の流れ

火葬は、亡くなった方の遺体との最後の別れの場となります。
お別れの言葉をかけたり、冥福を祈って厳かに過ごしたり、人それぞれのお別れの時間があります。

特に喪主の方であれば、火葬場で必要以上にうろたえたり、参列者を動揺させないよう、事前に流れを知っておく必要はあると思います。ここでは、火葬の流れと手続き、そして火葬中の遺族の過ごし方について紹介します。

火葬場へ参列する人

火葬場に参列する方々に決まりはありません。人並みの寿命を迎えた方が亡くなった場合は、身近な家族・親族が火葬場に参列することが多いでしょう。中には故人と特別に仲が良かったお友達が火葬場に参列することもあります。

火葬場に参列する方は確認していると思いますが、地域によっては“骨葬”もあります。
先に火葬を執り行い、お骨になって式場に帰ってきて葬儀式を執り行うという流れが一般的という地域もありますので注意が必要です。

お骨での葬儀が多い地域は北海道・東北地方が多く、関東地域に行くほどに徐々に葬儀後の火葬が多くなってきます。関西地方・中国地方・四国地方なると葬儀後の出棺するパターンとお骨での葬儀とが入り乱れています。九州地方になると、熊本市内がお骨での葬儀があるだけで、その他は葬儀後の出棺が多いです。

もし火葬場まで参列したい関係の方が亡くなった場合は、葬儀前の出棺になるのか、葬儀後の出棺になるのか、しっかりと確認したほうが良いでしょう。また、あなたにとって大切な関係の方だったのかも知れませんが、亡くなった方には家族がいます。あなた以上に悲しみ、苦しみ、大切な方との別れを大事にしていることでしょう。家族の負担になってはいけませんので、火葬場まで参列したい思いを前もって家族に伝えておくことも大事になります。

火葬の手続き(埋火葬許可証)について

火葬を執り行うには前もっての手続きが必要となります。
手続きに必要な書類は、亡くなった病院から発行された死亡診断書、もし検視が執り行われた場合は死体検案書が必要となります。そして、書類上に間違いがあった場合に必要な届出人の印鑑(認め印でOK)が必要です。

死亡届の届出人にはどのような関係の方がなれるのかを確認しましょう。
家族がいる場合にはスマートに手続きは済むことでしょうが、家族がいない場合には死亡届の届出人になってくれる方を探さなければなりません。

届出人の条件は・同居の親族・同居していない親族・同居者・家主・地主・家屋管理人・土地管理人・公設所の長となっています。死亡届を提出できる場所も制限があります。死亡届を提出できる場所は、死亡した土地・死亡者の住所、届出人の現住所地となっています。

それ以外で火葬を行う場合はどうすれば良いのでしょうか?火葬許可書の手続きが済んでからの遺体の移動は問題はありません。火葬許可書をもらっていれば、どこでも火葬の手続きができます。

火葬許可書を頂いていない場合は死亡した土地・死亡者の住所、届出人の現住所地まで死亡届を提出しに行かなければならないのでしょうか?私の経験から発言しますとその限りではありません。届出人になる方が火葬を行う土地に一時的でも滞在するならば火葬の許可が下りた事があります。

例えば、北海道で亡くなりました。御年50歳。届出人は長男だが、九州に住むため九州までの遺体輸送の費用を賄えません。そこで、実家の埼玉で葬儀をあげて火葬を執り行いたいと思います。この場合、火葬許可書は下りない事となります。そこで、一時滞在の措置が適用されます。この適用はもしかすると私が住んでいる自治体の許可になるかも知れませんので、火葬される自治体に確認をお願いします。

火葬と火葬にかかる時間

火葬場に到着しますと、火葬場でも読経が上がる場合もあれば、お寺様は葬儀式だけで、火葬場には御供されない場合とあります。

出棺の時にも花を入れてお別れをしましたが、火葬場でも柩の小窓から顔を見て、最後のお別れがあります。火葬場でのお別れが済みますと、火葬場の炉の中へと柩が運び込まれ、遺族には点火スイッチを押す役目が待っています。点火スイッチは喪主が押すものとの解釈があるようですが、そうではありません。火葬場に行かれた親族が押しても大丈夫です。地域によっては火葬場の職員が押してしまうこともあります。天寿を全うした故人ならば点火ボタンを押すという行為を家族の誰かができるかもしれませんが、急な別れや、若くしての別れなど、亡くなった方に一番近かった喪主が点火ボタンを押すことは誠に偲びありません。喪主が点火ボタンをどうしても押せない場合は、喪主の子か兄弟などが変わりに押してあげるのも優しさかもしれません。

火葬時間は1時間30分から2時間ぐらいが平均です。火葬時間と聞けば「故人がお骨になるまでの時間」と思いますが、そうではありません。点火ボタンが押されてから収骨が始まるまでの時間です。

火葬時間は亡くなった方の体格や年齢でも時間に変化がありますが、副葬品も火葬時間に大きく影響します。副葬品とは棺の中に入れる故人の思い出の品物のことを言います。燃えるものなら何でも入れても良いという考え方が定着していますが、燃えればよいという訳ではありません。

プラスチック類・ゴム類・発泡スチロール類はダイオキシンや悪臭を発生させ、お骨に色がついたりします。果物類は水分が多く燃えません。書籍類も燃えません。故人のお骨を綺麗に焼くことが目的の火葬なのに副葬品が燃えるまで持つことにもなりかねません。これでは目的が変わっています。火葬が終わると、お骨が冷めるまでの冷却時間がありますが、
指輪・眼鏡などの金属類がある場合は、お骨が冷めても金属類が冷めるまで待たないといけないので、こういった理由でも火葬時間(収骨までの時間)が変わってきます。故人を思う気持ちは良くわかるのですが、柩に入れる前に葬儀社に相談することをお勧めします。

火葬場での火葬中の過ごし方

点火ボタンが押されると収骨の案内があるまでの間、待ち時間がありますが、この待ち時間の過ごし方は地域によって大きく二つの方法があります。

火葬場に控室があるので、控室で収骨の案内があるまで待つ方法と、点火を済ませたら、祭場に戻って精進落とし(精進上げ)の会食を執り行い、収骨の時間に合わせて火葬場に戻る方法と、大きく分けて二つの方法があります。
二つの方法がある大きな理由は、火葬場が近くにあるかどうかです。火葬場が斎場の近くにある場合は、わざわざ火葬場で待たずとも、待ち時間を有効に使い精進落とし(精進上げ)を執り行った方がすべての終わりが早くなります。

火葬中の待ち時間には、遺族にとっては様々な感情に襲われます。やっとお葬式が終わり、緊張感から解かれてホッと一息ついている人や、働き盛りの大黒柱を亡くし、途方に暮れている人や、子供を亡くし、すべてに絶望している人。ほとんどの方々が悲しみに暮れていることを考えて行動しましょう。

骨上げ(拾骨)

食事の時に箸と箸とで物を受け渡しした時に怒られた記憶がある方もいらっしゃると思いますが、収骨時の行為がこれに当たります。意味は諸説ありますがあの世とこの世の橋渡しなる意味もあるようです。

アナウンスなどで、間もなく収骨になりますと案内がありますので、控室を利用していたら、片付けて帰る準備をしましょう。この時に火葬場によっては炉の鍵がありますので、鍵を預かってる遺族の方は鍵を火葬場の職員まで届けて下さい。

収骨の準備が整ったとのアナウンスがあれば、収骨室へ向かいます。収骨室へ遺族・親族が揃えば、お骨の説明があります。

説明が終わるとお骨を骨壺へと収めていきます。喪主から収骨が始まりますが、二人一組となり順次、収骨を進めていきましょう。よく「お先にどうぞ」と譲り合いが始まりますが、火葬場の収骨室も順番を待っていますので、スムーズに事が運ぶようにしましょう。

足から収骨していき、最後は喉仏を骨壺に収めて収骨が終わります。
収骨の方法にも「全収骨」「部分収骨」とあります。全収骨は関東地域と北海道を含む東日本に多く見受けられます。部分収骨は関西地方を含む西日本で多く見受けられます。

全収骨は骨壺が7寸から8寸、それ以上の骨壺もあります。部分収骨は5寸から6寸、それ以下の骨壺もあります。気を付けていただきたいのは葬儀、火葬は全収骨の地域だが納骨は部分収骨の地域の場合です。
この場合は骨壺がお墓、もしくは納骨堂に入らない可能性が出てくるからです。

部分収骨の地域のお墓・納骨堂は5寸から6寸の大きさで作ってある場合が多いですので全収骨の7寸から8寸の骨壺は入りません。納骨する地域が変わる場合には納骨堂のサイズの確認をすることをお勧めします。

収骨が終わると、斎場か自宅に帰り精進落とし(精進上げ)が執り行われたり、還骨法要や初七日法要が執り行われたりします。収骨すれば葬儀が終わっていると思う方もいるかと思いますが、収骨後の内容も確認しておきましょう。

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