通話無料
0120-955-732 24時間365日対応いつでもお電話ください

故人をお題目で送る、日蓮宗の葬儀の流れとマナー

カテゴリー 宗教

故人をお題目で送る、日蓮宗の葬儀の流れとマナー

日蓮聖人が開いた日蓮宗の葬儀は、他の仏教の宗派と比べて大きく違う点がいくつかあります。一例として、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」というお題目を全員で何度か唱える場面があるなど、黙って座っているだけではありません。ただ、基本的には葬儀社やお世話役の方に倣って進められますので、違いを気にしすぎる必要は無いでしょう。

日蓮宗とは?

日蓮宗は鎌倉時代に日蓮によって開かれました。総本山は山梨県身延山久遠寺。その下に5つの大本山と、8つの本山があります。
日蓮宗では「法華経(ほっけきょう・ほけきょう)」を最も重要な経典としており、「南無妙法蓮華経」の七文字の中に経典の功徳が込められているとして、これを唱える事が最良の修行・信仰であるとします。

日蓮宗はその歴史の中で数多くの分派を生み、日蓮正宗、真門法華宗、創価学会等、一言で「日蓮宗」とくくれない場合もあります。
故人がどの宗派であったかは、前もって確認しておくと良いでしょう。

日蓮宗の葬儀の特徴

日蓮宗では死後、「法華経の信心が厚ければ、必ず霊山浄土で釈迦牟尼仏にお会いし成仏することができる」とされています。
葬儀では、故人がいかに信心深かったかをたたえ、遺族親族はこの先も信心に励むことを誓い、故人が霊山浄土に辿り着くための手助けをするものになります。

使われる数珠は、大きく分けて

  • 勤行数珠(ごんぎょうじゅず):主に一般の檀家、信徒向け ※僧侶の普段使いにも使用
  • 装束数珠(しょうぞくじゅず):僧侶向け

の2種類です。

一般的に使われるのは、主玉108個からなる長い輪になった本体に三本の房と二本の房が出ているものとなります。
持ち方は、左手の中指に三本の房が出ている方をかけ、ひとひねりして右手の中指に反対側をかけます。
両手の外に房を垂らし、手で挟み込むように合掌します。
時折、手をこすりあわせてジャラジャラと音を立てる事もあります。

日蓮宗と日蓮正宗の違い

日蓮正宗は日蓮宗から分派した宗教ですが、かなり違う部分があります。
総本山は、静岡県富士宮市の多宝富士大日蓮華山大石寺であり「第二祖」と呼ばれる日興によって開創されました。
葬儀や式典で花を禁止するなど、華美な物は排し質実剛健に法華経の教えを守ろう、という姿勢のようです。

他の流派や宗教を邪教と断罪する側面もあり、外から見ると敷居が高く参列しにくいと思われる事もあるでしょうが、葬儀の流れはそう変わりませんので(いくつか、読んだり読まれなかったりする経文がある程度)、参列する分には構える必要は無いと思われます。
遺族、親族の場合は、仏壇にご本尊として入れる物が変わってきますので、菩提寺の指示に従って下さい。
日蓮正宗は一時創価学会と合流していたため、今でも同一視している方もいますが、現在は決別し別の宗教団体として活動しています。

また「日蓮本宗」というものもあり、名前が似ているせいか日蓮正宗と間違えられる事もあるようですが、こちらは「日蓮宗」により近く、作法も日蓮宗と大差ありません。

日蓮宗の葬儀式次第

日蓮宗の葬儀はどのような流れで進んでいくのでしょうか。
次に一般的な例を挙げていくので、詳しくみていきましょう。

お通夜

仏間、仏壇が祭壇になりますので、ご遺体はその前に安置します。
故人の頭の方には枕飾りを飾ります。
枕飾りには次のようなものが供えられます。

  • 一本花の花瓶
  • 線香立て
  • ローソク台
  • 枕団子
  • 一膳飯
  • シキミの葉を浮かべた浄水
  • 塩と味噌を盛った皿

とくに枕団子は、何よりも先に供えるものとされ、早団子(はやだんご)・枕供(まくらく)ともいわれます。
団子の数は諸説ありますが、7つが良いとされています。
また、葬儀以降の忌中の間も枕団子をお供えされる場合があります。

※仏壇が無い場合は十界曼荼羅(じっかいまんだら)を祭壇に掲げましょう。
死装束には十界曼荼羅を書いた経帷子(きょうかたびら)を用います。
お霊膳は、ご飯、汁物、煮物、酢の物、香の物を左手前からサイコロの5の目のように配置。(地域によって変わる場合もあり)
手前には箸をそろえて置き、仏様の手前にお箸が来るように供えます。

そして、通夜の流れは次のように進んでいきます。

勧請
開経偈
読経
※解りやすくひらがなや、ふりがなを打って書かれた小さな経本を配られる事がほとんどなので、周りの方々に倣って順番に読み上げて行けば間違いないでしょう。
祖訓
唱題
宝塔偈
回向
四弘誓願
題目三唱
納棺
通夜法要

ここまでが一般的な通夜の流れです。

線香を上げる場合は一人一本。霊前に座り一礼して火をつけ、手をあわせて「南無妙法蓮華経」と数回唱えます。
通夜の間は煙を絶やさないようにしましょう。

葬儀

葬儀の流れは次の通りです。

総礼、道場喝
三宝礼
勧請
開経偈、読経、咒讃
開棺
献供
引導
弔電
祖訓、唱題、焼香
宝塔偈、回向
四誓、三帰、奉送
閉式
退堂

僧侶(導師)や式衆の方々が入場されるときは、一礼してお迎えします。
読経、唱題では、全員での経本の読み上げや南無妙法蓮華経を何度も繰り返し唱える様子がうかがえます。
咒讃(しゅさん)は唄や器楽による供養のことです(導師1人のときは省略)。
開棺、引導などは日蓮宗独特の儀式となります。
開棺の際は、導師が棺の前に進み、棺の蓋を軽く叩き音を立て経文を読みます。
献供では、茶や膳、花などを祭壇に捧げますが、前もって捧げてある場合は省略します。
引導とは「引導を渡す」という言葉があるように、故人を仏様に引き合わせるために送り出す儀式の事です。
導師が白いふわふわした払子(ほっす)を振り、引導文を読み上げます。
焼香は唱題中に回します。
遺族の方は、焼香をしてくださる参列者の方々に向けて、その場で一礼しましょう。
一通りの読経が済むと閉式、僧侶(導師)、式衆の方々の退場、出棺式となります。

ここがポイントPOINT
 
 
咒讃:一般的に宗派を超えて鐃鈸(にょうはち)と呼ばれるシンバルのような法具がありますが、日蓮宗では双鈸(そうばつ)と呼び、鈸を回してから打ち合わせる独自の奏法があります。
引導:引導の際、松明(たいまつ)を使っているところを見たことがある方もいると思いますが、日蓮宗として「必ず」使わなければいけないものではなく、地域によっては使っている場合があるようです。 宗派としてというよりも、地域性の高いものということになります。

火葬・拾骨

僧侶が「自我偈(じがげ)」を読み上げるので、お題目や回向文を唱えながらお骨を拾います。

四十九日法要

亡くなった日から数えて49日目が「四十九日」です。その日を過ぎないように、直前の休日に親族そろって法要を行うようにします。
四十九日法要までに本位牌を用意する必要があります。本位牌は仏具店等で注文しますが、忙しい時期には二週間程度かかる場合があるため、なるべく早めに注文をしておきしょう。
仏壇に供花、供物を飾り、僧侶(導師)をお招きして故人の冥福を祈ります。

この時、本位牌に故人の魂を入れていただく【入魂供養・魂入れ】が行われますので、自宅ではなく菩提寺や斎場で行う場合はそれまでの白木の位牌と本位牌を必ず持参しましょう。
また、多くの場合はこの日に納骨を済ませます。墓石屋等の手配は前もって済ましておきましょう。全員で墓地まで出向き、僧侶に経文を唱えていただいて、遺骨を墓に収めます。

法要後は膳を用意や料亭手配をして、会食の場で故人の思い出話に花を咲かせるのですが、多忙な方や遠方から駆けつける親族が多い昨今では省略されることも多いようです。

日蓮宗葬儀のお布施

お金と数珠

僧侶(導師)に渡すお布施は、一回につき5万円とみて下さい。
通夜、葬儀、火葬式、初七日、四十九日で各1回。それぞれに交通費として5千円程度加算します。
初七日まで全て込みで「一度のお葬式」として扱う場合は20万円〜。

日蓮宗の場合、戒名とは言わずに法名と言いますが、戒名と同様にいくつかランクがあり、上になるほど包む料金は上がります。
一般的な「信士・信女」の場合はすべて込み、と考えて良いですが、ランクが上がればプラス10万円程度ずつ上がります。
信徒になった時点で法名を与えられる場合もあります。

夫婦で法名のランクが変わることは良くないこととされますので、見栄を張らずに身の丈にあった法名をいただけるようにしましょう。
四十九日法要も5万円プラス交通費5千円となります。僧侶がその後の会食をご辞退された場合には「御膳料」として、さらに5千円程包みましょう。

ただし、これはあくまでも「大体」の目安です。

ここがポイントPOINT
 
 
葬儀社によってはもっと安価に提示される事もありますし、逆に格式が高い寺であったり、改築・新築をしたばかりの寺の場合はさらに「お気持ち」が必要な場合もあります。

また、ご先祖様が菩提寺で大きな金額をかけた法要を行っていた場合、「先代とは格が違う」などといわれてしまうこともありますので、確認しておくべきでしょう。
普段から檀家さんや親しい信者の方に相談しておくと安心です。

日蓮宗葬儀の花・祭壇

日蓮宗の葬儀で飾られる花は、派手な色合いの物でなければ差し障りはありません。故人が好まれた花があるのならそれを供えても良いでしょう。
ただし【日蓮正宗】【創価学会】については、花は基本的に飾ることはできず、樒(しきみ・しきび)のみが使われます。

親族、親しい関係の方や、諸事情によって葬儀に参列出来ない場合、供花として贈ります。
1基の価格は、大きさなどによってさまざまです。
一般的には1基7千5百円~1万5千円のものが主流とされています。
供花の依頼は、葬儀・告別式の連絡が来たらすぐに、葬儀社などに依頼をします。全てご自宅でされている場合は、葬家の近くの花屋を探して電話で相談してみると良いでしょう。
また葬儀場が外部の場合は、葬儀場に直接依頼すれば代行してくれる場合がほとんどです。

ここがポイントPOINT
 
 

親族ではなく、葬儀社を介していない場合も、遺族に直接供花の相談を入れるのは控えます。
供花については葬儀社や葬儀場に相談しましょう。

祭壇は、仏壇が中心です。
外部の式場などで仏壇がない場合は「十界曼荼羅」を掲げ、左右に鬼子母神と大黒天の掛け軸をかけ、周囲を供花や供物で飾ります。
基本的には白と黒を基調に、静かで落ち着いたイメージでまとめるのが良いとされます。

日蓮宗葬儀の香典

香典には「御霊前」または「御香典」と書きます。四十九日を過ぎた法要に持参する場合は「御仏前」「御香典」となります。
包む金額は、故人との関係によります。

  • 故人が甥や姪など、年下の親族の場合は10万ほど。逆に年上の親族の場合は3〜5万。兄弟姉妹だと5万円。
  • 会社などの関係者の場合も立場によって変わりますが、5千円〜3万円程度。
  • 友人の場合は5千円、近所の方なら3千円〜5千円。

四十九日法要の不祝儀袋には「御仏前」と書きます。
ご親族のみで行う場合がほとんどですが、親しい仲だった方の場合は列席を求められる場合もあります。
金額の目安は、ご親族は1万円プラス祭壇への供物、供花。
友人の場合は5千円〜1万円。
昼の会食込みの場合はその分多めに入れましょう。

ただし、こちらも地域や葬家の格式によって変わりますので、大体の目安と考えて下さい。

 

日蓮宗葬儀の作法・マナー

どのような葬式でもそうですが、故人が気持ちよく旅立って行けるように、お見送りする心が大切です。
日蓮宗の葬儀では、全員でお題目を唱える場面が多々あり、故人とは違う信仰を持っている場合などは抵抗があるかもしれませんが、葬儀の場では故人第一で、きちんと唱和に参加して下さい。

通夜に着ていく服は、華美でなければ平服でかまいません。
暗めの色の服が良いですが、喪服では「前もって用意していたようだ」と、縁起が悪いとされていますので避けましょう。

葬式に出席する場合には、喪服を着ます。
タイピンやカフスやネックレスなどに金色のアクセサリーを使わないよう気を付けます。

数珠は前述の通りのものを用意しましょう。
右手中指の外に二本、左手中指の外に三本の飾り房が垂れるように、真ん中を一捻りして持ち、軽く包むように合掌します。

焼香など、合掌を解く場合は二重にしたまま左手で持ちます。だらりと垂らす事のないように気を付けて下さい。
焼香はひとつまみ一回のみです。(その一回にしっかり思いを込めなさい、という教えから一回だそうです。)
線香が短くなっていたら、一本火をつけて立てます。

まとめ

地域、檀家さん同士の繋がりが強いのが日蓮宗の特徴でもあります。
段取りやお布施の相場など困ったことがある場合は、親しい方や菩提寺に相談するようにしておくと安心して故人を送り出すことができるでしょう。

3.06/5 (16)

この記事はよりそうのお葬式(旧シンプルなお葬式)が書いています
お葬式の無料相談
24 時間365
ご相談受付中
0120-955-732
深夜、早朝構わずお電話ください
エンディングノート
葬儀の事前お申し込みで費用が 最大5万円割!
エンディングノートプレゼント!!
エンディングノート
葬儀の事前お申し込みで費用が
最大5万円割!
エンディングノートプレゼント!!

お葬式の無料相談

24時間365ご相談受付中
0120-955-732
深夜、早朝構わずお気軽にお電話ください

24時間葬儀の相談受付ています

0120-955-732 通話無料

喪主のあなたが抱える不安を、お電話一本ですぐに解決いたします。些細な事でもお気軽にご相談ください。

詳細を見る

葬儀ノウハウ

コラム
宗教
知っておきたい葬儀の話
葬儀の供花について
葬儀の流れ
葬儀の種類
葬儀マナー
葬儀社の選び方
葬儀費用
通夜・葬儀の服装

copyright © 2018,Yoriso.Co.Ltd. All Rights Reserved.
※プラン料金の他に費用がかかる場合
ページ先頭へ戻る