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お経をあげる意味と種類、念仏との違い

カテゴリー 宗教

お経

何も知らない人からすれば、お経はどれも同じように聞こえてしまい、あまり違いがないものだと思ってしまう人もいるのではないでしょうか?
しかしこのお経というのは実は宗派によって内容が全然違うのです。
故人の親族は、葬儀の際に宗教を尋ねられることもあるので、自分の家がどんな宗派なのかを知っておくことが大切です。
ではあの低く唸るように唱えられるお経には一体どんな意味があるのか、またどんな種類があるのかなどを解説していきます。

お経とは?

そもそもお経とは何なのかということですが、これは仏様の教えを弟子たちがまとめた内容のことです。
仏様の言葉は誰もが簡単に聞けるものではありません。古くからその宗派に属した弟子たちに仏様が教えを言葉にして伝えていました。
その内容を誰が読んでも唱えられるようにと、弟子たちがまとめあげたものなのです。

元々はインドの経典が発祥だと言われており、それが中国を通って日本に伝わってきました。

お経をあげる意味

仏像の前や仏壇の前に座ってお経を唱える姿を見ると、まるで仏様や故人に対して読んでいるように見えるという人もいるでしょう。
葬儀の場であれば、お経をあげることで故人を成仏させていると思っている人もいるかもしれません。しかしこれは仏様に対して何かを伝えているわけでもなければ、故人が成仏できるように唱えているというわけでもありません。
実はこのお経というのは、周りで聞いている人たちのために唱えているものなのです。

お経は常に低く抑揚のない声で読み上げられます。低い声はまるで重低音のように振動として感じられ、聞いている人に安心感を与える働きがあります。
こういったことから故人を亡くして悲しみに暮れている人などに対し、心を落ち着かせる効果があるのです。

お経と念仏の違い

お経と念仏をイコールで考えている人もいますが、厳密には違います。

お経

お経は仏様の教えを読み上げることです。前述したように、お経の内容は弟子たちが仏様の言葉をまとめたものなので、お経を読むというのはただ教えてもらったことを読んでいるだけなのです。

念仏

念仏というのは「仏のことを念じる」という文字から見ても分かるように、仏様に対する誓いを意味します。

お経の種類

様々な種類のあるお経ですが、正確な数字は未だに分かっていません。しかし現段階で分かっているものでも、約84,000もの種類があると言われています。
では具体的なお経の種類ですが、大別すると内容別と教義別に分類されます。

内容別

お経の内容から分類すると、3種類(三蔵)にわかれます。

  • ・仏教徒の行動規範や戒律をまとめたものを指す「律蔵」
  • ・釈迦の教えをまとめた「経蔵」
  • ・律蔵や経蔵の内容をまとめて注釈をつけた「論蔵」

教義別

教義別の分類も3種類にわかれます。

  • ・釈迦が直接弟子に教えを説いたもの
    ※「小乗経典」阿含経などが挙げられます。
  • ・在家信者へも教えを説くために作られたもの
    ※「大乗経典」般若心経などが挙げられます。
  • ・密教の奥義を説いたもの
    ※「密教経典」金剛頂経などが挙げられます。

お経は仏様の言葉を弟子がまとめたものなので、小乗経典も大乗経典も同じものだと捉えられることがありますが、これには明確な違いがあります。

小乗仏教

小乗仏教は、釈迦入滅後に十大弟子と500人もの弟子たちによって口で伝えられてきたものです。
実際に今のように文章化されたのはそれから数百年も後のことで、スリランカやミャンマーなどの東南アジア方面に伝わりました。

大乗仏教

大乗仏教は、後世の仏教徒たちによって後に作られたものであって、古くから存在したものを伝えてきた内容とは違います。
中国から朝鮮へ、そして日本へと伝わっていきました。このように小乗と大乗で内容が大きく異なると覚えておきましょう。

葬儀で唱えられる主なお経の種類

葬儀お経

一般人がお経に触れる機会と言えば、葬儀や法要の場面がほとんどでしょう。
では葬儀で唱えられるお経にはどんなものがあるのか、その概要も含めてそれぞれ解説していきます。

般若心経

お経の中でも非常にメジャーで、多くの人が一度は聞いたことがあるであろう経典です。
正式名称は「摩訶般若波羅蜜多心経」または「般若波羅蜜多心経」と言いますが、一般的に知られているのは「般若心経」です。

「般若」は智慧を意味し、「波羅蜜多」は彼岸に渡る・さとりを開くという意味があります。
つまり合わせると「すべての人々を彼岸へ渡らせる」という内容になっているのです。

実は般若心経には様々な訳があり、一般的に読まれているのは玄奘訳です。「大般若経」という全文の中から重要な部分を簡潔にまとめたものです。

般若心経の教えですが、これは今まで小乗仏教がこだわって説いてきた「煩悩克服」の教えに対し、一切こだわるなということを教えています。
この煩悩克服に執着してしまう心を捨てれば、視野が広がりおのずと「空」の境地が開けてくるのです。
それこそがまさに「真理」であり、一切の苦しみから解放される道なのだと説いています。
この「空」の境地を示す言葉として「色即是空、空即是色」という一節が記載されています。

般若心経を唱えている宗派は以下4つの宗派です。

  • 天台宗
  • 真言宗
  • 浄土宗
  • 禅宗

法華経

般若心経同様有名な大乗経典の1つです。正式には「妙法蓮華経」と呼ばれており、これを日本で最初に講じたのは聖徳太子だと言われています。

全8巻28品からなり、大きく分けて、釈迦が久遠の仏であるという教えの「迹門」と、この教えを信じ実践する者に対して至福の道を明らかにした「本門」の2つがあります。
そこからさらに序文、正宗分、流通分の3部に分けて解釈されているので、2門6段と言われています。

法華経には3つの教えがあります。

「方便品」

まずは「方便品」ですが、これはあらゆる物事の成り立ちについて縁起の法則を詳しく述べています。しかしこれは究極の真理というわけではなく、人々を救いに導くための手段だと説いています。

「自我偈」

次に「自我偈」ですが、これは釈迦の久遠の成仏を説いたものです。法華経の真髄とされる最も重要な部分だと言っても良いでしょう。

「観音経」

最後に「観音経」ですが、これは観世音菩薩の名前を唱えるだけで、様々な災厄から救われるという内容を説いています。元々は単独で存在する経典でしたが、後に法華経に組み込まれることになりました。

法華経を唱えている宗派は以下2つの宗派です。

  • 天台宗
  • 日蓮宗

阿弥陀経

浄土三部経というものがありますが、その中の1つがこの阿弥陀経です。内容が短いため「小無量寿経」や「小経」とも呼ばれています。
浄土系の宗派の法事でよく読まれている経典で、内容は簡潔かつコンパクトにまとめられています。
この阿弥陀経というのは、極楽浄土の荘厳な様子や、極楽浄土へ往生するための方法が記されています。

阿弥陀経を唱える宗派は以下3つの宗派です。

  • 浄土宗
  • 浄土真宗
  • 時宗

南妙法蓮華経

「法華経」の教えに帰依する・従うという意味の経典です。法華経は大乗仏教の中でも特に代表的な経典の1つで、この中に仏様からの教えがすべて詰め込まれていると言っても過言ではない、いわゆる「教えの集大成」です。
だからこそこの経典は仏様の心そのものを表しており、生きるために必要なことがすべて説かれていると言われています。

南妙法蓮華経を唱える宗派は以下2つの宗派です。

  • 日蓮宗
  • 天台宗

理趣経

「金剛頂経」18会の中の第6会の経典です。正式には「大楽金剛不空真実三摩耶経般若波羅蜜多理趣品」という名称がついています。
仏の境界から見ると、人間の生命は金剛の如く堅固だとされていますが、それをさらに絶対の安楽の境地として「大楽」としました。
煩悩を救い、否定することなく人間らしくそのままの姿で成仏できるという考え方を説いています。

理趣経を唱える宗派は真言宗です。

遺教経

正式には「仏垂般涅槃略説教誡経」という名称で、普段は「遺教経」と略されています。釈迦が涅槃に入る前に最後の教えを説いたという内容の経典です。
生まれたものには必ず死があり、滅びがないということは決してあり得ない、だからこそ弟子たちに対して一心に仏道を求めなさいと説いています。

遺教経を唱える宗派は主に曹洞宗です。

大悲心陀羅尼(大悲咒)

「千手千限観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼」という正式名称があります。
「千手千限観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼経」の中に含まれている陀羅尼を独立させたもので、観世音菩薩の内証の功徳と説いています。
真言宗や禅宗で古くから重用されてきましたが、特に観世音菩薩を本尊としている臨済宗では重要なものとされています。
教えの内容ですが、これは生を受ける者すべての苦悩に対し、千手千眼観音が救済する誓願功徳は自由自在で広大だということを讃えています。

大悲心陀羅尼(大悲咒)を唱えている宗派は以下3つの宗派です。

  • 真言宗
  • 禅宗
  • 臨済宗

観音経

大乗仏教の法華経の中にある第25章「観世音菩薩普門品」を抽出して1巻にしたものです。
観世音菩薩が神通力という超人的な能力によって人々に教えを示し、いろんな姿に身を変えて人々を救済するという内容を説いています。
つまり観音を心に念じ、その存在を称えることでいかなる苦難からも救ってもらえるという恩恵があるため、観音を信仰すべきだとすすめています。

観音経を唱えている宗派は臨済宗で、安骨諷経などに用いられています。

無量寿経

阿弥陀経と同様に、浄土三部経の1つとして分類されるのが無量寿経です。序・本論・結語の3部4章から成り立っており、経も長いので「大経」と呼ばれています。
この無量寿経の教えは、法蔵菩薩の行いから由来しています。法蔵菩薩が一切の衆生を救済するために仏陀となることを志すのですが、その誓いとして48の願い事をたてます。
この48の誓願を成就させたことにより、法蔵菩薩は阿弥陀如来となり、荘厳なる西方極楽浄土が出現しました。
そして極楽往生を願う人々に対し、称名念仏を説いています。

無量寿経を唱える宗派は以下3つの宗派です。

  • 浄土宗
  • 浄土真宗
  • 時宗

正信偈

「正信念仏偈」ですが、一般的には「正信偈」と省略されています。これは親鸞聖人の著書「教行信証」の最後に出てくるもので、蓮如はこれを和讃とともに印刷して広めました。
依経段と依釈段とに分かれており、前半部分には「無量寿経」に説かれている内容が記載されています。
つまり阿弥陀如来となった法蔵菩薩が一切の衆生を救済するという信念がどんなに素晴らしく広大な教えなのかを宣言しているのです。
後半部分にはこの教えを伝承したインド、中国、日本の各国の高僧たちの功績を1つ1つ讃えています。

正信偈を唱える宗派は浄土真宗です。
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葬儀で唱えられるお経の種類は宗派毎に異なる

宗派によってどんな教えを重要視しているのかが異なります。
故人はどんな宗派で、日ごろからどんなことを心がけながら生活していたのかというのは宗派を聞けば分かるのです。だからこそ故人の宗派に合わせて葬儀を行い、お経もそれに合わせて読み上げることが大切なのです。

葬儀中はまず宗派に合わせたお経を僧侶が読み上げます。そして焼香を行い、読み終えた後には法話を話します。
この一連の流れを行うことによって、聞いている人々の心を落ち着かせ、故人の宗派にそった考え方を尊重します。

しかしお経の種類が違うからと言って、その内容を聞いている人が全部理解する必要はありません。故人に宗派があるように、聞いている側にもそれぞれ宗派があります。
場合によっては聞きなれないお経を聞くこともあるでしょう。それだけ教えには様々なものがあるのだと思う程度で良いのがお経なのです。

まとめ

お経

葬儀や法要などでよく耳にするお経ですが、その後に「南無阿弥陀仏」という言葉がつくことがあります。これは阿弥陀仏に対するお礼のようなものです。
この言葉を言ったからと言って極楽浄土に行けるわけではありません。阿弥陀仏に救われたということに対するお礼をきちんと述べることが、仏様への礼儀なのです。
これは多くの宗派が言っている言葉で、お経そのものは違っても多くがこの言葉を述べています。

お経を聞いている側からすれば、一体何の意味があるのだろうと不思議に思ったり、長くて面倒くさいと思ったりする人もいるでしょう。
しかしお経はあくまで聞いている人々のためのものです。内容を理解するために注意深く聞いておく必要はありませんが、最後にはお礼として必ず「南無阿弥陀仏」と締めくくるのを忘れないようにしましょう。

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この記事はよりそうのお葬式(旧シンプルなお葬式)が書いています
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