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音楽葬で最後の別れを。思い出の曲で偲ぶ葬儀とは

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葬儀の中に演出の一つとして音楽を取り入れることや、故人を音楽で送る事を主目的とした無宗教葬儀(自由葬)のひとつです。生前音楽が好きだった方の葬儀で取り入れる方も増えており、生演奏を行うという方も増えてきました。
クラシックやジャズ、J-POPなど故人が生前好きだった曲を流して明るく見送ろうと考えている方も多いかと思います。最近では知名度も高くなってきましたので、取り入れやすい葬儀の形かもしれません。

音楽葬とは?

音楽葬とは、葬儀の中に演出の一つとして音楽を取り入れること、または故人を音楽で送る事を主目的とした無宗教葬儀(自由葬)のことです。

音楽葬の費用相場

音楽葬の費用は、葬儀の規模や内容によって大きな開きがあります。
参列者が大勢であればそれだけ多額の費用がかかりますし、内容としてもレコードやCDの音楽をかけるだけなのか、それとも生演奏なのかでも費用に差が出ます。
約40万円から100万円以上のプランなど様々です。

具体的にどんな曲目を流すの?

音楽のジャンルは問われません。例えば、クラシックが好きな方はクラシック音楽を、J-POPが好きな方はJ-POPを、アニメソングが好きな方は好きだったアニメの主題歌等を流します。

オーケストラ

音楽葬では、良くクラシックが流されます。それは、故人が好きだったことに加えて、無宗教葬儀の演出の一つとして、厳かな雰囲気を壊さず、かつ個性的な式を執り行いたい時に、クラシックが特にふさわしいと言う理由で人気が高いと言えます。
以下のクラシックの曲が良く選ばれています。

(アーティスト名) (曲名)

  • シューベルト・・・アヴェ・マリア
  • ショパン・・・・・・・別れの曲
  • バッハ・・・・・・・・G線上のマリア
  • パッヘルベル・・・カノン
  • ヘンデル・・・・・・オンブラ・マイ・フ
  • モーツァルト・・・・レクイエム
  • ラヴェル・・・・・・・亡き王女のためのパヴァーヌ

洋楽

洋楽には、様々な種類がありポピュラー、ジャズ、ロック、リズム&ブルース等があります。
一般的には厳かな雰囲気を壊さない曲を選びますが、故人が希望する曲があるのであれば、それを流すことも良いかと思います。
洋楽では以下のような曲が良く使用されているそうです。

(アーティスト名)   (曲名)

  • L・ローゼンマン・・・・・・エデンの東
  • ジョン・ニュートン・・・・・アメイジング・グレイス
  • ハロルド・アーレイン・・・オーバー・ザ・レインボー
  • ビートルズ・・・・・・・・・・イエスタデイ
  • フランク・シナトラ・・・・・マイ・ウェイ
  • リー・ハーライン・・・・・・星に願いを

邦楽

邦楽でも、故人の悼む演出として式場の雰囲気を壊さないような曲を選ぶ方がよろしいですが、こちらも、故人が希望する曲があれば、それを流すというのも一つの選択だと思います。
邦楽では以下のような曲が良く使用されているそうです。

(アーティスト名) (曲名)

  • 秋川雅史・・・・・千の風になって
  • 石原裕次郎・・・わが人生に悔いなし
  • かぐや姫・・・・・神田川
  • 坂本九・・・・・・・見上げてごらん夜の星を
  • 中島みゆき・・・時代
  • 谷村新司・・・・・昴
  • 美空ひばり・・・・川の流れのように
  • 山口百恵・・・・・いい日旅立ち

生演奏も

生演奏は、音楽葬で式場の厳かな雰囲気を作りだす良い演出方法と言えます。奏者・楽団は各葬儀社と契約を結んで演奏を行います。
生演奏は、CDをかける演出とは何が違うのでしょうか?
生演奏のメリットや演奏方法、費用について説明します。

生演奏のメリット

葬儀の雰囲気を壊さない演奏

故人の好きだった音楽を流すことは供養や演出でも有効です。ただし、故人が好きだったからと言ってアップテンポの曲をCDで流した場合、式場の雰囲気を壊すことにつながります。
生演奏では、アップテンポの曲であっても、葬儀に合うようにアレンジして弾いてもらうことができます。

葬儀とより一体感のある演奏

葬儀会場の空気や、葬儀スタッフの動きを読みながら、奏者がその場に応じた演奏を行うことができます。また、司会者の司会進行に合わせた絶妙のタイミングでの演奏が可能です。実際に人が演奏しないことにはできない演出と言えます。

使用される楽器

音楽葬の中で個人葬で行うような比較的小規模のものは、主にヴァイオリン(2本)、ヴィオラとチェロ(1本)による「弦楽4重奏」による演奏、社団葬・団体葬のような規模の大きな葬儀の場合は、「管弦楽団※」による演奏、合唱団による献歌が中心となります。
使用される楽器でわかるように概ねクラシック調の演奏による葬儀となります。
なお、音楽葬を扱う葬儀社によっては、より厳かな葬儀を演出するためにフルート、ヴァイオリン、ベースを基本にした生演奏を行うところもあります。

※「管弦楽団」・・・種々の管楽器、弦楽器、打楽器を組み合わせた大規模な演奏団体のことです。

生演奏の費用

演奏者費用に関しては、楽器や奏者の人数等で非常に開きがあります。相場としては概ね10万円から50万円ほどです。
なお、演奏者費用の他に葬儀費用も必要となります。

著作権は大丈夫?

昨今、問題になっている権利関係として「著作権(著作者に付与される財産権)」があります。こちらは楽曲についても同様で、日本で音楽葬を行う場合には「日本音楽著作権協会(JASRAC)」に使用料を支払うのかどうか判断がなかなか難しいことがあります。

葬儀場で音楽葬を行う場合

葬儀場の対応

既に多くの葬儀場では、音楽葬への対応を行っており、日本音楽著作権協会が管理する楽曲を使用する契約を結んでいます。つまり、葬儀場で使用料を支払うのは遺族では無く、営利を目的とし会場で音響設備により楽曲を流す葬儀事業者となります。

日本音楽著作権協会と未契約の葬儀場の場合

会場として選んだ葬儀場がいまだ楽曲の使用契約を結んでいない場合があります。原則として各葬儀場が使用契約を結ぶ必要がありますが、遺族側がどうしても故人の好きだった同協会の管理楽曲で葬儀を執り行いたい場合は、同協会へご相談願います。

自宅で葬儀を行う場合

では故人の葬儀を自宅で行いたい場合はどうなるでしょうか?
自宅の葬儀で楽曲を流すことは、確かに利用主体は喪主となります。
しかし、喪主は葬儀を営利として行っているわけではないので、著作権法で規定されている「自由利用が認められる」ことになります。
この場合は、原則として日本音楽著作権協会に使用料を支払う必要はありません。

無宗教葬儀(自由葬)の流れ

音楽葬は、主に無宗教葬儀として執り行われるので、僧侶・神父のような宗教者の参加や、仏式、キリスト教式で行う宗教儀礼もありません。
ただし、式次第の全体的な流れとしては一般的な葬儀とあまり変わりません。葬儀の前には通夜も営まれます。
音楽葬の式次第としては概ね以下のようになります。

  1. 事前演奏
    葬儀の開式の準備や、参列者が着席し式を待つまでの間に演奏が行われることがあります。
  2. 遺族入場
  3. 開式の辞
  4. 黙とう
  5. 献葬および故人の人生や家族との思い出の紹介
    故人の最も好きだった曲を演奏し、故人を紹介する際にはBGMとして演奏されます。
  6. お別れの言葉、弔電披露
    故人へのお別れの言葉、弔電を読み上げる際のBGMとして演奏が続きます。
  7. 献花・焼香
    お花を供えたり、焼香をあげたりする際にもBGMとして演奏が続きます。
  8. 喪主挨拶
  9. 閉式の辞
  10. 後奏
  11. 出棺
    故人を出棺し、参列者が会場から立ち去られるまで演奏されます。

音楽葬でのよくある質問

香典はどうすればいい?

音楽葬を行うとは言っても、葬儀に参列する際の作法として「香典」を渡すことが一般的です。
ただし、無宗教葬儀に参列するため香典の表書きに何と書けば良いのか悩む場合があります。
故人が音楽葬を望んでいたからと言って無宗教・宗派であるとは一概に言えませんので、遺族に宗派をあらかじめ聞いておいて、表書きを書くことも一つの方法です。
また、無宗教葬儀であるため、「お花料」と書いたり、「御霊前」と書いたりしても特に問題はありません。

基本的には一般的なお葬式と変わりません

数珠を持参すべきかどうかも判断に悩むところではあります。
こちらの場合も香典の表書き記載と同様に、故人の宗教に合わせるべきと解されます。
仏教徒であるなら、数珠を持参し、その他の宗教の場合は持参しないと言う、各ケースに合わせた対応が望ましいです。
ただし、数珠を持参する場合は故人の宗派に合わせた数珠を使用するのではなく、あくまで参列するご自身の宗派の数珠を使用することになります。

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