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真宗木辺派とは?本山と主な寺院・お経・焼香のマナーについて

カテゴリー 宗教
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一口に仏教といっても、様々な宗派があります。
それぞれの宗派によって、細かなマナーが異なるので、葬儀や法要の際には、故人の宗派を知り、自身の属する宗派も知ったうえで失礼のない対応をすることが必要です。
今回は、真宗木辺派について紹介します。

真宗木辺派とは?

真宗木辺派とは、大乗仏教のひとつである浄土真宗の宗派のひとつです。
浄土真宗は、親鸞の師である法然によって説かれ、親鸞の弟子たちによっていくつもの宗派で広まっていきました。そのなかで、真宗木辺派の歴史は、様々ある浄土真宗の宗派の中でも古い部類に入ります。
しかし、真宗木辺派の宗派はあまり多くありません。真宗木辺派の歴史は、858年までさかのぼり、東西本願寺よりも古いです。
天台宗比叡山延暦寺の当時の座主であった円仁上人が弟子に命じて、霊木で作られた毘沙門天を安置するお堂を作ったことから始まります。
次第に、このお堂周辺には人が集まり、木部という里となり、長らく周辺の人々に親しまれます。

それからおよそ380年後の1235年に浄土真宗の開祖である親鸞聖人がこのお堂に逗留しました。
この際聖人は、阿弥陀如来像を背負っていいたのですが、毘沙門天像の要請を受けて、ご本尊として安置することになり、真宗念仏の道場として民衆に親しまれ、浄土真宗に加わります。これより、真宗木辺派としての本格的な歴史が始まりました。
また、真宗木辺派は親鸞の弟子のひとりである性信の下総国にある報恩寺を中心として発生した横曾根門徒の流れも汲んでいます。

真宗木辺派の本山と主な寺院

真宗木辺派の本山は、滋賀県、当時の近江国の野洲市木部にある錦織寺です。
錦織寺は、山号は遍照山、院号は天神護法院です。これは、天台宗の当時の座主であり、錦織寺のもととなるお堂を立てた円仁上人が「一夜にして一丈六尺に成長した松の霊木の辺にお堂を立てる」ように遣わしたことが関係しています。
当時は、まだ錦織寺ではなく、単なるお堂でした。後にこのお堂は天安堂と呼ばれることとなり、現在でも錦織寺の境内地に残っています。錦織寺の名称が、定められたのは1238年のことです。

天女と二人の童子が妙なる錦を七夜織り続け、本尊阿弥陀如来に供えたものを、時の朝廷に献上したところ、「天神護法錦織之寺」という寺号を賜り、ここから錦織寺となりました。
主な寺院としては、大阪の下町にある覚円寺や北海道にある慈光寺などがあり、末寺数はおよそ200寺あります。

真宗木辺派のお経と焼香のマナー

真宗木辺派のお経は、浄土真宗の多くの宗派と同じく、浄土三部経を根本経典としています。
浄土三部経とは、「仏説無量寿経」と「仏説観無量寿経」、「仏説阿弥陀経」のことです。
「仏説無量寿経」は、阿弥陀仏の本願が説かれており、最も重要な教えとされています。
「仏説観無量寿経」では、悩み苦しむ人間にとっての念仏の重要性をお釈迦様が説き、「仏説阿弥陀経」では極楽浄土の様子と念仏行のすすめ、念仏による救いを説いています。

浄土真宗には、様々な宗派がありますが、時に焼香のマナーが異なることがあります。
主な違いは焼香の回数であり、浄土真宗本願寺派では1回、数の多い真宗大谷派では2回ですが、真宗木辺派では1回とされています。
焼香卓、遺影の前で一礼をして、一歩前に出て右手で抹香をつまみ、香炉に入れる、これを1回だけ行うのが、真宗木辺派のマナーです。

数珠に両手を通して、合掌をし、念仏を唱えて拝礼し、合掌を解いて一歩下がり、一礼します。
自分の席に戻り終わりです。

真宗木辺派の本尊と仏壇

真宗木辺派に限らず、浄土真宗の本尊は、阿弥陀如来です。
最も優れた仏として考えられており、阿弥陀如来の立像を拝礼し、知啓と慈悲の心を仰ぎ、救済を得るという考えです。
真宗木辺派の本山である錦織寺にある阿弥陀如来像は、親鸞聖人が持ち寄ったものとされています。
親鸞聖人が霞ケ浦の海底から漁師とともに引き上げたもので、天安堂に安置されていた毘沙門天像の要請により、ご本尊として安置されることとなりました。
真宗木辺派の仏壇は、浄土真宗の飾りに準じたものです。本尊である阿弥陀如来は絵像か名号を安置します。
水やお酒を供えることもなく、位牌を用いることはなく、過去帳を供えることになっています。

花瓶は仏壇の中断に供え、必要最低限のお飾りで、供物を多く上げる必要はありません。

まとめ

真宗木辺派は浄土真宗十派のひとつであり、本山は滋賀県の錦織寺です。本尊やお経などは浄土真宗と変わることはありません。
歴史は非常に古く、もともとはお堂であったものから派生しています。
焼香は1回というのが、目立ったマナーといえるので、この点を注意していれば、葬儀や法要でマナー違反となることはないでしょう。
詳しくは、所属するお寺に問い合わせることが、最も安心できる方法です。

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