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葬儀・告別式にやむを得ず遅刻するときのマナー

カテゴリー 葬儀マナー

ここでは、葬儀・告別式に遅刻した場合のご遺族の方への挨拶や遅刻の連絡に関して、また、お香典の渡し方について説明します。
本来、遅刻は厳禁ですが、ぜひお役立てください。ただし、ご遺族の方への配慮が必要である事は最低限、覚えておきましょう。

基本的には遅刻は厳禁!

まず、葬儀・告別式(総称して「葬式・儀式」とも言います)での遅刻は厳禁です。
もちろん 訃報は突然のことなので、会社(仕事)や用事、交通事情等、様々な都合で遅刻してしまうことはありますが、余裕を持って、早めに葬儀・告別式に参列する旨を周りの方にお知らせしておくことで遅刻を回避できることもあります。

この後に遅刻の場合の対応をご紹介しますが、
まずなぜ葬儀・告別式の遅刻が厳禁なのか説明します。遅刻厳禁の理由を知っておくことで、遅刻した場合の対処を落ち着いてできると思いますので、参考にしてください。

ちなみに、遅刻をした場合、最も大切になってくるのは、遅刻した後の対応です。対応によって、ご遺族(ご家族)の方や周りの方からの印象も変わります。

理由その①

お通夜と違い、葬儀・告別式は時間通りに執り行われます。これは、式場の使用時間の制限もありますが、火葬場に到着する時間が決められていることがあります。式が終わったら、斎場の片付けが始まります。

理由その②

遅刻の度合いにもよりますが、故人に最後の挨拶ができないことがあります。
式が終わると、出棺となり、故人のご遺体は火葬場へと運ばれます。

理由その③

途中入室は、タイミングによってご遺族の方々や他の参列者の方々を不快な気持ちにしてしまうことがあります。
静かな室内に途中で入っていくことで、その場の雰囲気を崩してしまうことがあります。

上記3つが大きな理由となります。
その他、読経の途中に入ることは僧侶(お坊さん)に対して失礼になる等ありますが、遅刻した場合でも、係りの方の案内に従って、落ち着いて行動すれば問題ありませんので、安心してください。

遅刻した際の挨拶と対処法

遅刻した際の挨拶に関しては、遅刻の度合いや立場(親族もしくは一般参列)によって変わってきます。

遅刻の度合いは、だいたい15分単位で考えると良いでしょう。葬儀・告別式どちらも式そのものは約1時間程度で終わります。時間に差が出てくるのは、参列者の人数によって変わるお焼香の時間です。

下記に15分毎での挨拶と対処方法について書きます。式の進行状況によりますが、参考にしてください。

なお、ご遺族の方々への遅刻したことのお詫びに関しては、遅刻した時間に関わらず、お焼香の時、もしくは精進落として食事が振舞われる場合は、その際にお詫びをしても良いでしょう。
しかし、葬儀・告別式(葬式)当日は、ご遺族の方々は大変忙しくしていますので、その場の雰囲気や状況によって決めましょう。無理にその場でお詫びをせず、後日、改めてお詫びをすることをお勧めします。

また、お詫びをメールで済ませることは避けましょう。メールはとても便利なものですが、この場合、メールでのお詫びはご遺族の方を不快にしてしまうことがあります。

途中で入室する際のマナー(作法)として、勝手に入室するのではなく、必ず専門家である葬祭場(もしくは葬儀社)の係りの方の案内に従うことをお勧めします。また、入室の際は、入数珠の音などをさせずに静かに一礼して入室しましょう。

(15分位の遅刻の場合)

15分程度の遅刻の場合は、式が始まっていても必ず葬儀社や葬祭場の係りの方やお身内のお手伝いの方が周辺にいらっしゃいますので、お声かけをして、係りの方やお手伝いをして下さっている方の案内に従いましょう。
お声かけの際は、必ず遅刻したことをお詫びしましょう。

直ぐに式場内に案内してもらえることもありますし、直ぐの案内が厳しい場合でも、タイミングを見計らって式場内に案内をしてもらえます。

(30分位の遅刻の場合)

僧侶のお経が挙げられている可能性が高い時間帯となりますので、勝手に式場には入らないようにしましょう。
30分遅れた場合でも、葬祭場の場合は必ず受付周辺に係りの人がいますので、対処方法を確認してください。
その際も、必ずお悔やみを伝えた上で、遅刻したことをお詫びしましょう。

粗相をした際の言動は、ご遺族の方々への配慮が大切です。
遅刻してどんなに慌てていたも、自分中心ではなく、ご遺族の方のことを考えての言動を心がけましょう。

(45分位の遅刻の場合)

既に僧侶の読経が終わっている、もしくは終わりに近づいています。
場合によっては、喪主もしくは親族代表の方の挨拶の最中の時間です。

それを考えた場合、お焼香から参列させて頂くことをお勧めします。
受付付近にいる葬儀社、葬祭場の係りの方に遅れたことをお詫びしつつ、お焼香から参列したい旨をお伝えしてください。

場所によっては、式場内に案内してくださることもあります。
その際は、静かに式場内に入り、係りの方が案内して下さった席に座りましょう。

(1時間以上の遅れの場合)

1時間以上遅れてしまった場合、既にお焼香も終わってしまっている場合があります。
その場合は、潔く欠席することを検討しましょう。

もし、お焼香の最中の場合は、最後列に並んでお焼香をさせて頂きましょう。

お焼香が終わってしまっている場合は、既に会場の後片付けなどが始まっている場合もあります。
その場合は、残念ですが、何も言わず式場を後にしましょう。無理にその場に留まることは、係りの方だけではなく、ご遺族にも迷惑くがかかることがあります。

なお、どうしても来たことだけでもご遺族に知らせたい場合は、会場内にいる係りの方もしくはお手伝いをして下さっている方に相談をしてください。

遅刻した時の香典の渡し方

遅刻した場合のお香典は、受付がまだ空いている場合は、記帳をし、受付にお渡ししましょう。

既に受付が終わっている場合は、直接、喪主の方にお渡しする場合もありますが、お金のトラブルのことを考慮した場合、後日、改めてご自宅に伺って、お渡しすることをお勧めします。

もし、ご自宅に伺うことが難しい場合は、香典袋を現金書留に入れて郵送すると良いでしょう。
その際、お詫びの言葉を書いた便箋を同封することを忘れないようにしましょう。

遅刻されたこと自体は、ご遺族の方にとってもとても残念なことですが、遅刻してまでも駆けつけてくれたことに対して、とても嬉しく、また有難いと思うのがご遺族の方々です。

なお、既にお通夜で香典を渡されている場合は、葬儀・告別式でお渡しする必要はありません。

葬儀・告別式の遅刻に関する疑問・質問

葬儀・告別式の遅刻に関して良くある疑問や質問の回答を下記にまとめましたので、ぜひ、お役立てください。
また、遅刻した場合に頼りになるのは、葬祭場や葬儀社の係りの方です。様々な場面に遭遇して来た専門家(プロ)の方の助言(アドバイス)は一番です。

Q1.告別式に遅刻してしまったのですが、その場でお詫びを言えませんでした。まずは、メールでお詫びしようと思っていますが大丈夫ですか?
A1.メールでのお詫びは失礼になりますのでやめましょう。
基本的に、ご不幸のお悔やみやお詫びは口頭でするのがマナーとなります。どうしても直接もしくは電話ですることができない場合は、お手紙で丁重にお詫びをしましょう。

Q2.遅刻したことを告別式でお詫びできなかった場合は、もうしなくても良いですか?
A2.遅刻したことで、ご自身にわだかまりが残っている場合は、後日、弔問した際、もしくはお電話でお詫びすることをお勧めします。
大切な告別式に遅刻してしまったということで、いつまでも後ろめたい気持ちを持ち続けるより、お詫びをして、ご遺族としこりのなり、気持ちの良い関係を続けるためです。

Q3.遅刻しそうなのですが、友人が私の分の席を取ってくれています。その場合、席があることを受付で伝えて、中に入って、友人が取ってくれている席に座っても良いですか?
A3.式の途中でズカズカと式場に入っていくことはマナー違反です。係りの方に対応方法を仰ぎましょう。

Q4.遅刻してお香典を渡せなかったのですが、当日渡せなかった場合は、渡さなくて良いですか?
A4.お香典は、ご遺族の方に対してお渡しする気持ちとなりますので、当日お渡しできなかった場合でも、後日、弔問に伺ってお渡しするか郵送することをお勧めします。

Q5.赤ちゃんを連れているのですが、遅刻しても中に入れますか?
A5.僧侶の読経中の場合や、喪主もしくは親族の代表の方の挨拶の最終は控えた方が良いでしょう。
どうしても中に入りたい場合は、係りの方に相談し、その方の指示に従うことをお勧めします。

Q6.遅刻しそうなのですが、葬儀や告別式に遅刻席はありますか?
A6.一般的に遅刻席は設けられていません。遅刻した場合は、受付もしくは受付周辺にいらっしゃる葬儀社(葬祭場)の係りの方にどうすれば良いか聞きましょう。

Q7.告別式に間に合いませんでしたが、隣が火葬場になっています。火葬場に行って、お焼香をしても大丈夫ですか?
A7.火葬場にはご遺族の方、もしくはご遺族の方からお声かけをされた方のみ行くことができます。もし、あなたがお声かけされていない場合は遠慮し、後日、ご自宅に弔問に伺いましょう。

Q8.お手伝いをお願いされていたのですが、遅刻してしまいます。どうしたら良いでしょうか。
A8.遅刻することが分かったら、すぐに葬祭場に連絡を入れましょう。葬祭場に着いたら、係りの方にお詫びをし、お手伝いに関しての確認をしましょう。

Q9.友人代表で挨拶をお願いされていたのですが、遅刻してしまいそうです。挨拶には間に合いそうなのですが、どうしたら良いでしょうか。
A9.遅刻することが分かった時点で、斎場に遅れる旨連絡を入れましょう。到着後、係りの方の指示に従うことをお勧めします。

Q10.親族なのですが、遅刻しそうです。式場に入るときにはお焼香をしてから入った方が良いでしょうか。
A10.一般の参列者と異なり、親族側として参列して下さった方への対応もありますので、葬儀場もしくは葬儀社の係りの方に指示を仰いでください。家族葬の場合は、式を取り仕切っている方にご相談されることをお勧めします。
ちなみに、お焼香のタイミングは宗教や宗派によっても異なります。

遅刻してしまうようなら参列は避けるべき?

遅刻をするくらいなら欠席した方が良いのではと思ってしまうかもしれませんが、決してそうではありません。
遅れてでも、葬儀・告別式(葬式)に参列して下さることは、ご遺族の方(相手)にとっては、とても嬉しいことで、有難いと思って頂けます。
特に故人の親友や恩師、直属の上司など関係性が深い場合は、ご遺族の方も心待ちにしている場合もありますので、出席を予定していた場合は、遅刻しても良いので式場(斎場)に足を運びましょう。

葬儀・告別式の意味を考えると、きっと、故人もあなたがお見えになるのを心待ちにしています。
葬儀は亡くなった方をこの世からあの世へ旅立たせるための宗教儀式、告別式は故人と最後のお別れを行う儀式です。以前は別々に行っていた儀式ですが、最近は一緒に行われることが多くなっています。

何よりも相手のあることです。遅れて斎場に到着した後の挨拶や対応方法は、遅れた時間によって異なりますので、上記の「遅刻した際の挨拶と対処法」を参考にしてください。

遅刻する場合に連絡は必要?

式が始まる前であれば、会場に電話を入れて遅れる旨を係りの方に伝えましょう。
斎場によっては、ご遺族の方にお伝え頂けるよう、伝言を頼むことができる場合がありますので、確認をしてみましょう。
伝言をして頂けない場合でも、到着予定時間を伝え、その時間に何が執り行われているか、香典をどうしたら良いかなどを確認しておくことで、到着後に慌てず、スムーズに行動することができます。

なお、ご自宅で葬儀・告別式が執り行われる場合は、遅刻の連絡は控えた方が良いでしょう。
電話をかけたタイミングによっては、式の最中の静かな中に電話のベル音が鳴り響くことで、ご迷惑になる場合があるためです。

なお、斎場もしくはご自宅に電話で連絡を入れる場合のマナーとして、喪主やご遺族の方を直接電話口に呼び出しての連絡やお詫びは控えましょう。
喪主やご遺族の方は、葬儀・告別式の準備や参列で忙しくしているためです。お詫びを伝えたい気持ちはあると思いますが、喪主の方をはじめ、ご家族の方の状況を考慮しましょう。

一般的に、葬儀や告別式の前後は、お焼香の時にお悔やみの言葉を伝える時以外、喪主やご遺族の方と直接お話をする時間はほとんどないということを理解しておくと良いでしょう。

まとめ

大切な葬儀・告別式に遅刻してしまうということは、自己嫌悪に陥ったり、慌ててしまったりすることと思いますが、そのような時だからこそ、落ち着いて行動しましょう。

自己嫌悪のあまり、参列できる時間に到着できたにも関わらず欠席してしまったり、慌てるあまり、取り乱したりしてしまうと、後味の悪いことになってしまいます。

急いで来た場合は、服装(喪服)や髪が乱れていることもあると思います。特に喪服は色が黒なので、汚れている場合は目立ちます。式場に入る前に、トイレで整えましょう。

遅刻をした場合でも、誠意を持ってお詫びをすることで、ご遺族の方々(ご家族)の気持ちを害するということはほとんどありません。
逆に、来て下さったことに感謝をされることがほとんどです。
お詫びが当日でなかったとして、ご遺族の方からマナーもしくは常識を問われることはありません。

落ち着いて、故人との最後のお別れをしましょう。

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