東京都日野市にお住まいの山本浪路様。2014年3月、神奈川県の病院でご主人様が永眠されました。心身ともに疲労がピークに達していたとき、とある葬儀社の言動に強い不信感を抱いた山本様。そのような状況の中で「シンプルなお葬式」に決めた理由をお嬢様も一緒にお聞きしました。
2013年の暮れに胸が痛いと異変を訴えてきました。膵臓に心当たりがあったので病院に行き、そのまま入院に。即点滴を打ってもらい、一時は体調も上向きになったんですよ。しかし、声も出ないまま容態が悪化。カテーテルで検査したところ、心臓が止まりそうだと言われ……。もともと故人は心臓に手術歴があり、ステントが入っていました。
そのまま神奈川県の病院へと搬送されましたが、救急車の中でも心臓が止まるかもしれないと言われるほどの深刻な状況。そのままバイパス手術をして、心臓の手術は成功しました。
回復するかと思われたのですが、その後に肺炎を発症。敗血症も発症し、最終的には肺炎ということで亡くなりました。
家庭では穏やかで控えめな人でしたね。ですが、外ではちょっと違ったみたいです。本当に仕事熱心で、いわゆるモーレツ社員。65歳までバリバリ働いていました。
ですが、身体中ボロボロで……椎間板ヘルニアや脳梗塞も経験し、足には人工血管が。その他にも身体のいろいろな部分を手術しています。そのような経験からか、本人は手術が嫌いだったみたいですね。
もともと故人は質素な式を望んでいました。戒名もいらないし、家族だけでひっそり送って欲しいと。その遺志を尊重した葬儀にしたいと最初から決めていたんです。
神奈川県の病院で亡くなったので、自宅のある東京都日野市まで遺体を地元の葬儀社に運んでもらうことになりました。そこで運転手と私(お母様)、その他葬儀社の二名が後部座席に乗り込んで出発。最初はとても愛想が良かったのですが、「お葬式はどうなさるんですか?」と質問されたので、故人の遺志をそのまま伝えたところ……葬儀社の態度が一変。
特に後部座席の二名の態度は忘れられません。私の存在を無視するかのように全く関係のない雑談を始めたのです。故人が亡くなる前まで、毎日病院に付き添っていましたから、ほとんど眠れていない状況。心身共に弱っていたときに、あの仕打ちは本当に傷つきましたね。
故人の遺志を尊重してくれる葬儀社はないかなと、娘(同席いただいたお嬢様)がインターネットで探してくれました。そこで理想通りの式が実現しそうだよと提案してくれたのが、シンプルなお葬式。これは良さそうだと感じ、そのままコールセンターに電話をしました。
特にありませんでした。ホームページに社員さんの顔が出ていたのは非常に良かったです。正直にお話しをすると、他の同じようなサービスも検索してホームページを比較しています。でも、シンプルなお葬式がいちばん分かりやすくて信用できました。
実際に電話をした先のコールセンターの方もとても感じが良かったので「ここにしよう!」とすぐに決めました。
無宗教でも利用できるところも大きかったです。故人も私たちも特定の宗派はなく、故人の遺志で戒名も不要でしたから……。こちらの理想をすべてオペレーターさんに伝えたところ、「実現できます」と。
価格も予算内に収まっていたのも理由の一つです。ホームページに掲載されているイメージを確認して、この価格でここまで出来るのであれば素晴らしいなと感じました。インターネットで初めて知ったサービスではありましたが、不安は一つもありませんでしたね。
とても良かったです。特に担当のヤジマさんという方は今でも話題に出るくらい、本当に感謝しています。なんていうか、すべてに心が籠っていて……最後まですごく丁寧にお見送りをしてくれました。特に飾ってあるお花が良かったですね。思わず「そのままにしてください」とお願いしてしまうほどの華やかさでした。
何もかもが素晴らしく感動したので、知り合いにも「シンプルなお葬式」を紹介しましたよ。
ないですね。インタビューだから良いことしか言わないのではなく、本当にありません。ホームページに載っていた以上に良いお葬式が出来たと実感しています。
本当に良くやってくれましたから、何も不満も後悔もありません。故人の遺志を尊重した素晴らしい葬儀が実現できたことに、関係者の方々には心からお礼を伝えたいです。
私たちは故人の命が終わってから葬儀社を探し始めました。もし、少しでも早く「シンプルなお葬式」に出会っていたら、霊柩車の中のような嫌な思いはしなかったのかもしれません。
少しでも早く探し始めることが理想ですが……現実的には危篤になっても生きて欲しい思いから、葬儀社を探す気持ちになれないかとは思います。故人の場合も、最期までお医者さまは「諦めない」と言ってくれていましたから。
いろいろな心境はあるかと思いますが、探すだけ探しておくのは決して悪いことでないと。そのまま元気になれば、それは大変素晴らしいこと。事前に知っておくだけで、万が一のときでも、私のように嫌な体験をする確率は減ると思います。
山本様、本日はお忙しい中、お話を聞かせてくださってありがとうございました。